第三十四章
[8]前話
「そうなるよ」
「時計の王様になるんだ」
「叔父さんと俺のお店物凄く大きくしてね」
「そしてなんだ」
「皆に最高の時計をいつも売れる」
「そんなお店にして」
「そして世界の皆に最高の時計を売って正確な時間を教えてあげてそこから導いてね」
そしてというのだ。
「幸せにする、そうした王様になるよ」
「時計を売って修理してだね」
「そうなるよ」
「そうか、ソウゴ君がそう言うならな」
それならとだ、叔父は甥に穏やかだが確かな笑顔で応えた。
「僕はそのソウゴ君を見守っていくよ」
「そうしてくれるんだ」
「僕はソウゴ君の家族だからね」
それ故にというのだ。
「そうさせてもらうよ」
「有り難う、じゃあね」
「うん、これからはね」
「そうした王様になるよ」
「精々頑張れ」
決意した常磐に明光院が横から言ってきた。
「何の王様になるつもりかと思えばいい王様だな」
「ゲイツもそう言うんだ」
「王様といっても色々だ、馬鹿な王様ならまた投げて目を覚まさせてやったが」
かつてそうした様にというのだ。
「その王様ならいい、なら頑張れ」
「そうさせてもらうね」
「ああ、精々な」
「それじゃあね、じゃあ今から皆で晩ご飯を食べよう」
常磐は仲間達に言った、そしてだった。
今は店に入った、そして苦楽を共にしてきてこれからもそうしていく仲間達と共に美味い夕食を楽しむのだった。
仮面ライダージオウ 眩い世界 完
2020・1・19
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