第三十二章
[8]前話 [2]次話
「読んで下さい」
「わかりました、それじゃあ」
「またお会い出来る時を楽しみにしています」
「俺も何かあったら連絡してくれ」
氷室も言ってきた。
「その時はだ」
「来てくれますね」
「忙しい身だがな」
それでもというのだ。
「すぐに来る、そしてだ」
「そして?」
「ファッションの話なら何時でも大歓迎だ」
「あっ、この人スーツの時はいいけれどね」
「それ以外の私服最低だから」
紗羽と美空がここで常磐達に話した。
「絶対に参考にしないでね」
「有り得ない位だから」
「いいファッションだろう」
氷室自身は紗羽と美空にこう返した。
「俺は」
「正直全然よ」
「本当に最低だから」
「常磐君にも真似させないわよ」
「何があってもね」
「やれやれだな、だが何かあればだ」
氷室は常磐達にあらためて話した。
「呼んでくれ」
「そうさせてもらいます」
「また会おう」
「そういうことでね」
「また会おうね」
紗羽と美空も別れの言葉を告げた、こうしてだった。
氷室達も内海に続いて帰っていった、そして次は。
猿渡が三羽と一緒に分かれの挨拶を告げた。
「普段は畑にいるからな」
「美味い作物いつもあるからな」
「何時でも来てくれよ」
「ご馳走させてもらうな」
「宜しくお願いします」
常磐は猿渡と三羽にも応えた。
「その時も」
「ああ、じゃあな」
「また会おうな」
「畑に来たら西瓜も苺もあるからな」
「どれでも好きなの食ってくれよ」
「そうさせてもらいます」
「そういうことでな」
猿渡は常磐に笑顔で告げた。
「また会おうな」
「そしてその時は」
「また思いきり戦うか」
猿渡はさらに話した。
「それか遊ぶか」
「じゃあ美味しい農作物ご馳走になるかも知れないです」
「そうか、野菜も果物も色々あるからな」
「だからですね」
「好きなの食ってくれよ」
自分達の農園に来た時はとだ、こう話してだった。
猿渡と三羽も彼等の場所へ帰っていった、後には何も残さなかった。
万丈は常磐に言った。
「いいか、何かあればすぐに呼べ」
「そしてですね」
「スサノオをぶん殴らせろ」
こう言うのだった。
「いいな」
「そうさせてもらいますね」
「俺がいればな」
万丈は強気な声でさらに言った。
「スサノオなんて何でもないからな」
「お前一人でいけるか」
ここでだ、桐生が万丈に言った。
「俺も一緒に決まってるだろ」
「お前もか」
「当たり前だろ、お前一人でやっていけるか」
それこそというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ