第三十一章
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「なら君達の勝利だ」
「俺達は神様に勝ったんだ」
「人間としてな」
「そうだね、どうなることかと思ったけれど」
「君達は確かに人間として神に勝った」
「やったよ、本当に」
「特に常磐ソウゴ君」
スサノオはここでジオウに対して声をかけた。
「君の戦いぶり、心の持ち様は立派だった」
「そうかな」
「それならいい王になれる」
「それは何よりだよ」
「王を目指すのだ」
スサノオはジオウに告げた。
「そうすれば君は間違いなく偉大な王になる」
「それじゃあね」
「そのことはわかった」
ゲイツはスサノオのジオウへの話が終わったところで述べた。
「確かにな、だが」
「それでもというのだな」
「あんたはこれで終わりじゃないな」
「君達とは戦い続ける」
「そうだな」
「それが私の楽しみなのだから」
退屈から逃れる、その方法だからだというのだ。
「私はこれからも君達と戦い続ける」
「そのことも確かに聞いた」
「そうだな、ではだ」
「今はだな」
「これで終わりだ」
まさにとだ、スサノオはゲイツにも告げた。
「君達の勝利だ、だが私はまた君達の前に現れてだ」
「そのうえで戦うな」
「そうする、そしてまた楽しもう」
「幾らでも受けてやる」
ゲイツはスサノオにこう言葉を返した。
「そして何度もお前を倒してやる」
「そうか、ではそうしてみるのだ」
「ああ、安心して何度も負けろ」
「それは何よりだ、ではまた会おう」
スサノオはゲイツの言葉に満足している声で応えてだ、そしてだった。
爆発の中に消えた、こうして戦場にいるのはジオウとゲイツだけになった。その二人だけになってだった。
ライダー達は変身を解いた、すると常磐は明光院にこう言った。
「俺はこれから何かの王様になるよ」
「そうしてだな」
「人々を導くよ、人間としてね」
「そうしろ、お前なら大丈夫だ」
「それならね」
「そしてだ」
明光院は常磐にこうも言った。
「今は帰るぞ」
「皆のところにね」
「戦いは終わった、それならだ」
「うん、もう戻ってね」
「皆と元の場所に帰るぞ」
「そうしようね」
「こんなところに長居は無用だ」
こうも言うのだった。
「だからいいな」
「それじゃあだね」
「皆のところに戻るぞ」
「そうしようね」
常磐も頷いた、そうしてだった。
二人は仲間達のところに戻った、その頃にはもう戦闘は完全に終わって仲間達は二人を笑顔で迎えた、そうして戦場であった奇巖山を後にした。
戦いが終わるとライダー達は常磐時計店で勝利を祝って乾杯しお菓子やジュースを楽しんだ、その後で。
まずは内海が常磐達に微笑んで話した。
「ではまた」
「うん、またね」
「共に戦いましょう」
常磐に
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