第11話
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する事もままならずに、その拳を受ける。
・・・・・原点に置ける仮面ライダーWは、様々な力を記録したUSB型のアイテム、ガイアメモリの力を引き出して戦う。今相対してるアナザーダブルもWのサイクロンジョーカーの力を持っており、疾風の記憶を持つサイクロンと、切り札の記憶を持つジョーカー。
『ガハッ・・・・・ぁっ、ぐぅ!!』
格闘戦に優れたその形態が持つ風の力と格闘の力をによって増大した回転蹴りがアナザージオウとウォズを直撃し、2人は地面に何度も打ち付けられて吹っ飛ばされる。
『大丈夫かい、アラタ君・・・・・っ』
『何とか・・・・・それ、より・・・・・っ!』
ウォズの問いかけにアラタは地面に伏しながらそれに頷く。そんな中で、アラタは目の前に自らを見下ろすような視線を送ってくふアナザーダブルの強さに舌を巻いていた。
──強い。
『っ・・・・・』
今まで戦ってきた相手ーーアナザービルドやアナザーエグゼイドも手こずったが、彼等はそこまで戦闘慣れしてなかった節がある。だから、荒削りな自身でも対処出来たし、誰かを庇いながらも戦えた。
だが、目の前に居るアイツは明らかに違う。戦闘慣れをしている、と言っても良い。
何か打開策は無いかと考える内に、アラタは咄嗟にウォズへと叫ぶ。
『ウォズ、あんた確か他のウォッチ持って無かったか!?』
『未来からの仮面ライダーの力か・・・・・生憎私とした事が、まんまとタイムジャッカーにその力を奪われてしまってね』
『はああぁぁぁっ!!? そんな大事な事、今言うか!?』
『言うタイミングが無かったからね』
『何をごちゃごちゃと・・・・・!』
ウォズの想定外の言葉に、戦闘の最中にも関わらずアラタはすっとんきょんな叫びを漏らしてしまう。アナザーダブルの不愉快そうに放った膝蹴りを、ウォズとアナザージオウはすんでのところで地面を転がって躱す。
・・・・・思えば、ウォズは1度もフォームチェンジをしていない。彼は敢えて基本形態になったのではなく、それにしか今はなれないのだ。寧ろ仮面ライダーウォズの変身能力その物を奪われなかっただけマシだと思うべきなのだが、それはそれ。というより割とシャレにならない。
・・・・・戦況はこちらの分が悪い。コチラは能力に制限やハンデを抱えているのにも対し、敵は五体満足、能力の詳細も不明と来ている。
そうこうしている間にも、アナザーダブルはジリジリとその差を詰めてくる。
と、手に付けられたホルダーのアナザーライドウォッチを見やる。それを見たアラタは、腹を括って立ち上がる。
『コレなら・・・・・!』
『・・・・・何をする気だい?』
ウォズの言葉に、アラタは彼の耳に何かを呟く。
『な
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