第二十九章
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「これまでな」
「そうだよね」
「それではだ」
「これからだね」
「君達と戦いたいが」
「わかってるよ」
返事は一つだった、それしかなかった。
「それじゃあね」
「今からだな」
「戦おう」
「君達の力を見せてもらおう」
「言われなくても見せてやる」
これがゲイツの返事だった。
「そしてだ」
「私に勝つな」
「そうしてやる、今からな」
「じゃあゲイツ、今からね」
「わかっている、切り札を出すぞ」
「俺達の最強フォームをね」
「神が相手だ、悠長なことを言っていられるか」
それこそというのだ。
「すぐに変身するぞ」
「そうしようね」
ジオウも応えてだった、そのうえで。
二人はそれぞれの最強フォームになった、ジオウの姿はまさに王のものでありゲイツは戦士のものであった。
それぞれの姿になりそしてだった。
スサノオに突き進む、スサノオはその二人の攻撃を両手で受け。
それを合図に戦闘がはじまった、ジオウが右の拳を出すと。
スサノオは左手で受け止めそうして逆に自身の右手でジオウを攻める、ジオウはそれを受けてダメージを受ける。
ゲイツも同じで接近戦を挑むとそれを防がれて返り討ちに遭う、しかも。
スサノオのフットワークは凄く巧みに動き二人を翻弄する、それでジオウはゲイツに対して言った。
「強いね」
「全くだな」
「やっぱり最後の戦いだけあってね」
「そう簡単には勝てないな」
「これがアナザージオウの力で」
ジオウをさらに禍々しくした様な姿である。
「スサノオ、神の強さだね」
「一つ言っておく、神は王様より強い」
ここでゲイツはジオウにこのことを告げた。
「格は遥かに上だ」
「そうだね、俺もそれはわかっているよ」
「ならいいがな」
「王様はね、人として人を導いて幸せにする存在でね」
「神はまた違うな」
「人よりずっと高いところにいるよ」
それが神だというのだ。
「そしてね」
「そうしてだな」
「人より遥かに強いよ」
「今戦ってそれがわかるな」
「よくね、けれど」
それでもとだ、ジオウは言うのだった。
「勝てるから」
「今は手も足も出ないのにか」
「だって俺達は一人じゃないから」
明るい声でだった、ジオウはゲイツに話した。
「だからね」
「それでだな」
「うん、負けないから」
こう言うのだった。
「絶対に」
「お前と俺ならか」
「スサノオは確かに強いよ」
ジオウもそれは否定しない、これまで手も足も出ていない様な状況であるから当然と言えば当然だった。
「けれどね」
「それでもだな」
「俺達は一人じゃないから」
「またそう言うな」
「二人だからね、一人より二人の方が強いね」
「上手く力を合わせればな」
「そう
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