第十八話 ベースの防衛
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「………だからどうした?こんな体になった時点でまともに生きられるなんて思っていない。だったらこの力で全てのイレギュラーを倒してやるだけだ!セルパンも、お前達も、そしてお前達の言うあの男って奴もだ!!」
「フフフ…大きく出たな…認めよう、お前はこのゲームに参加する資格がある。もっと強くなることだ。強くなって…ライブメタルのオリジナルのような存在になればあの男に会えるかもな…」
「……あの少女も…来る…」
「何?」
パンドラの呟きにプロメテが反応すると、モデルZXへと変身したエールが駆け込んできた。
「ヴァン、大丈夫!?」
「…プロメテ…あれは…あの時の…少女……モデルZと…モデルXの……融合体……」
「さしずめ…モデルZX(ゼクス)というところか。複数のライブメタルを組み合わせることで更なる力を引き出す…あの女が作ったライブメタルにそんな機能があったとはな」
プロメテの言葉にプレリーが動力部に駆け込んできた。
「待って!あの女って…!もしかしてお姉ちゃんのことを知ってるの!?」
「…そうか、あの女の仲間ということは…お前、この時代の者じゃないな…?フフフッ…これも因縁という奴か!面白いことになってきた…!おい、小娘」
プロメテは笑みを浮かべながら宙を浮き、エールを見下ろす。
「っ……」
自分を見下ろすプロメテをエールは睨み返した。
「あの男の仕組んだゲームに参加する資格があるかもう一度試してやろうと思ったが…今日はとても気分がいい。見逃してやる…次に会う時まで腕を上げておくことだな。お前も俺達の仲間として認められるように頑張ることだ」
「お前達の仲間に…?何を言ってるの!?」
エールが叫ぶが、プロメテは気にせずにヴァンとエールに向かって口を開いた。
「もっと強くなれ、そして俺達を追ってこい…モデルVがお前達を待っているぞ…!ハァーッハッハッハッ!!」
高笑いしながらプロメテはパンドラと共にガーディアンベースから去っていった。
『プレリー様!敵の飛行艇が離れていきます!』
「…敵は撤退しました、被害状況の確認をして下さい。それと…怪我人の手当てを優先してあげて」
『了解しました』
「…二人共…司令室に戻りましょう…」
オペレーターとの通信を終えたプレリーはヴァンとエールにブリッジに向かうように促し、二人はブリッジに向かうのであった。
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