第十八話 ベースの防衛
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とはいい。
ロックマンのアーマーには自己修復機能があるのだから直るのは当然なのだが、ヴァンの場合はあまりにも速すぎるのだ。
そしてその驚きは隙となってヴァンのセイバーによる三連?を受けてしまう。
「ぐっ!!」
アーマーが裂傷を負うが、先程のヴァンと同じスピードで修復されていく。
「うおおおおっ!!」
至近距離でチャージバスターを放つヴァンに、プロメテはジャンプで回避するとヴァンに向かっていく。
「(なるほど、こいつ…そういうことか)」
ヴァンの状態を理解したプロメテは笑みを深めてヴァンのセイバーを防いでいく。
「オーバードライブ!ダブルチャージバスターを喰らえ!!」
バックステップで距離を取ってオーバードライブを発動し、この状態時のみ使えるダブルチャージバスターでプロメテを攻撃する。
「ふんっ!せやあっ!!」
鎌で防ぎ、ヴァンはオーバードライブを発動した状態でプロメテに向かっていく。
「でやああああっ!!!」
再び互いの刃がぶつかり合うが、オーバードライブによる出力上昇のためか、プロメテが力負けする。
「フ…ハハハッ!!俺が力負けするのは一体何百年ぶりだろうなぁ!?もっとだヴァン!もっと力を引き出せ!このゲームを生き残り、あの男が仕組んだゲームの流れを崩していく…それが想定外の存在であるお前の存在理由なんだっ!!」
「俺の生き方は俺が決めるっ!お前が決めることじゃない!!」
ヴァンとプロメテの戦いを見つめていたパンドラは小さく呟いた。
「モデルO…私達と同じ…呪われたロックマン…」
その呟きは戦っているヴァンには聞こえなかった。
「フハハハハッ!もっとだ!もっと…楽しもうじゃないかぁっ!!」
プロメテの髪が硬質化して伸びて床に刺さった次の瞬間に壁と床に鋭利な刃となって生えた。
「ぐっ!?」
刃によって体にいくつもの傷が刻まれたが、ヴァンはダメージに構わずオーバードライブで強化したチャージセイバーをプロメテに叩き込んだ。
「ぐはっ!……フフフッ…!良いぞっ!!破壊神の肩書きは伊達ではなかったらしい」
吹き飛ばされたプロメテは体勢を立て直して鎌をしまった。
「……プロメテ……怪我してる……」
「ふん、こんな傷はすぐに治る…あいつと同じようにな」
「………どういうことだ?」
「お前と同じだ。俺達もライブメタルに呪われたロックマン…お前の同類だ」
同類と呼ばれたことにヴァンの表情が歪んだ。
「お前はライブメタルと一体化しているな?つまり変身の解除も出来ないだろう。そんな状態となったらもう人としての人生を迎えることなど出来ん。モデルOのオリジナルを考えれば…お前の未来は絶望しかない」
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