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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第77話
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〜レヴォリューション・ブリーフィングルーム〜



「んなっ!?」
「な――――――」
「エ、”エーデルガルトさんが子爵閣下と同じ流派”という事は……!」
「エーデルガルトさんもラウラと同じ”アルゼイド流”の剣士なのだろうか?」
ドロテアのエーデルガルトへの確認を聞いたZ組の面々がそれぞれ血相を変えている中デュバリィは驚きの声を上げ、ラウラは絶句し、アリサは信じられない表情をし、ガイウスは驚きの表情でリィン達に訊ねた。

「ああ。訓練兵の卒業時の伝位は”中伝”と聞いているが………………」
「確か最近、”皆伝”を認められたんでしたよね?」
「ええ。とはいっても”理”には至っていないから、さすがに”光の剣匠”よりは実力は劣っているわよ。」
「エ、エーデルガルトさんが”アルゼイド流”の”皆伝”を認められているって……!」
「フム…………”皆伝”を認められるためには当然”アルゼイド流の師匠”となる人物がいるはずだ。だが、以前この里で初顔合わせをした際に子爵閣下もそうだが、君も子爵閣下とは初対面の様子だったが……」
ガイウスの質問に答えたリィンはエーデルガルトに視線を向け、リシテアの確認にエーデルガルトが頷いて答えるとアリサ達が再び血相を変えて驚いている中トワは信じられない表情をし、アンゼリカは考え込んだ後戸惑いの表情でエーデルガルトを見つめた。

「ええ、子爵と私はあの時が初対面だし、子爵が私の事を知らないのも無理ないと思うわ。私や兄達、そして父に”アルゼイド流”を伝授してくれた”フレスベルグ家の最初のアルゼイド流の皆伝者”――――――私のおじい様の”アルゼイド流の皆伝”を認めた当時のアルゼイド家の当主は”先々代のアルゼイド子爵”よ。」
「”先々代のアルゼイド家当主”という事はラウラにとっては”曾祖父”、子爵閣下にとっては”祖父”に当たる人物だから、確かにラウラどころか子爵閣下もそんな昔にアルゼイド流の”皆伝”が認められたあんたやあんたの家族の事を知らなくてもおかしくはないわね……」
「……今の話を聞いて気になる事が出てきたのだが。父は――――――ヘルムートは”フレスベルグ伯爵家”の関係者達が”皆伝”を含めた”アルゼイド流”の武術を修めている事は知っていたのか?もし、知っていれば幾ら自分に逆らう存在とは言え”フレスベルグ伯爵家”の地位を失墜させるようなことまではしなかったと思うのだが……」
エーデルガルトの説明を聞いたサラは疲れた表情で溜息を吐き、ユーシスは複雑そうな表情でエーデルガルトに訊ねた。
「恐らく知らないと思うわ。そもそもおじい様は、自分自身が”アルゼイド流の皆伝者”である事は秘密にしてくれと当時のアルゼイド流の関係者達に頼んだそうだし、私達家族にも家族以外には秘密にするようにと教えていたもの。」
「何
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