第12話 動き出す世界と陰謀
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れば国民の現政権に対する支持率は急上昇し、次の大統領選でも再選されるだろう。
デュレルの決断は早かった。
「国務省か?日本大使館にこう伝えろ。『今度のショッカー使節団に会わせろ』とな。もし断ってきたら自衛隊の後方支援をやめると言え。何としてもチャイナやロシアンより先にショッカーと接触するんだ!!!」
世界最強の国家アメリカはショッカーとの接触に向けて本格的に動き出した。
中華人民共和国 中南海 主席公邸
「では日本とショッカーの外交についての報告を」
中国国家主席 蓋徳愁が執務室で葉巻を吸いながら補佐官から報告を受ける。
「はい、ショッカーと日本の国交開設交渉ですが難航しているそうです」
「意外だな……日本はショッカー側の提示してきたナノマシン技術とエイズ特効薬だけでは不満なのか?」
「いえ、日本側は国交開設に意欲を燃やしていますが問題はショッカーです。マスコミにどう書かれているかを知ったようでして……連日、ショッカーの外交官がアルヌスにやってきたは日本に訂正を求めているようです」
「訂正か……日本は民主主義国家だ。それは難しいだろうな……」
蓋徳愁が皮肉混じりにフッと笑いながら言う。
ショッカーと日本が共闘するのはマズいとマスコミを煽り立てたのはいいが日本だけではなくこちらの世界全体に敵意を持たれては厄介だ。最悪、ショッカーがこちら側に侵攻してくる可能性がある。それに中国としてもショッカーの進んだ技術は欲しい。中国単独のルートでショッカーとは接触したいのが本音だがそれが現状、不可能である以上、日本にはショッカーと友好や共闘までいかなくとも険悪になりすぎても困るのだ。
「我が中国としてもショッカーと接触する必要がある。国家安全部に伝えろ。『日本のマスコミの"支援"をしばらくやめろとな』。これで少しはマシになるだろう」
「了解しました。それでは失礼します」
補佐官は一礼して執務室を出た。
無人と化した執務室で蓋徳愁はブツリとつぶやく。
「ショッカーには日本より我が国の方が国交を開設してメリットある大国と思わせる必要があるな……どうしたものか……」
そしてその日の夜―
補佐官はスーツ姿のまま、北京の一角にあるバーにやって来た。店内に盗聴器などが無いのは事前に確認済みであり、入店後に周辺に中国政府の者はいないのも確認した。
補佐官はバーの隅にある奥の個室に入る。中には不自然にもスマートフォンが置いてあった。補佐官はそのスマートフォンの指紋認証のロックを解除するとテレビ電話を使ってとある人物に繋げる。
『報告せよ』
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