第76話
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もし今回の作戦で”光の剣匠”とやり合う羽目になったら、鉄騎隊同士の対決として”現代の鉄騎隊”の連中に任せた方がいいんじゃねぇのか?」
「んなっ!?何でそこで私達に”光の剣匠”を押し付ける話に発展しますのよ!?貴方、それでも”ヴァンダール”の皆伝者ですか!?」
真剣な表情で考え込んでいるステラの言葉に頷いたローレンツと、静かな笑みを浮かべたフェルディナントに視線を向けられたフォルデは疲れた表情で溜息を吐いた後デュバリィに視線を向け、突然話を振られたデュバリィは驚きの声を上げて反論した。
「ハハ…………かつて鉄騎隊の副長を務めた人物を先祖に持つラウラ――――――いや、”アルゼイド”に対してライバル意識を持っているデュバリィさんにとっては絶好の機会でもあると思うんだが……」
「べ、別に私は”アルゼイド”に対してそんな意識は持っていませんわよ!?…………ま、まあ?私一人ならさすがに厳しい事は認めざるを得ませんが、”鉄機隊”全員による連携、それに”風御前”の加勢もあるのですから、その気になれば私達だけでも”光の剣匠”とも互角にやり合える事は事実ですけどね。」
苦笑しているリィンに指摘されたデュバリィは反論した後、自信を隠せない様子の謙遜の答えを口にし、デュバリィのその答えにその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ア、アハハ……その場にデュバリィさん達がいない時は私達で対処しても構いませんよ?」
「確かにカシウス・ブライトとも互角――――――いえ、それ以上にやり合える可能性が高いレーヴェに加えてプリネお姉様達も加勢すれば、”光の剣匠”にも勝てる確率は高いでしょうね♪」
「さすがに相手が相手ですから、幾ら何でもアルゼイド子爵閣下を侮るのは止めた方がいいですよ、レンさん…………」
我に返って苦笑しながら答えたプリネにレンは小悪魔な笑みを浮かべて指摘し、レンの指摘を聞いたツーヤは疲れた表情で指摘した。
「そういえばエーデルちゃん。その”光の剣匠という人物と同じ流派”のエーデルちゃんなら、相手の技や動きとかもある程度わかるから、エーデルちゃんも”光の剣匠”に対抗できるのじゃないかしら?」
するとその時ある事を思いついたドロテアはZ組にとって驚愕の事実を口にした――――――
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