暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンZXO〜破壊神のロックマン〜
第十七話 破壊神の力
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安堵してヴァンはシュウの方を振り返った。

「ひ…っ…」

パープリルの最期を見たシュウの表情は恐怖で歪んでいた。

「おい、シュウ…お前も大丈…」

「く、来るな!化け物!!」

「…………」

その言葉を聞いたヴァンの言葉は止まってしまい、体も止まってしまった。

「あ……」

「シュウ…っ!あんたねぇ!!」

「良いんだよ別に…俺は先にトランスサーバーの所に戻ってる…待ってるからシュウを街まで送ってやってくれエール…」

ヴァンの表情を見て自分の暴言に気付いたシュウ。

暴言を吐いたことに怒って掴み掛かろうとしたエールを抑えると出口のシャッターではなく、この部屋の入り口となるシャッターへ向かった。

そして二人は別行動を取り、ヴァンは先にトランスサーバーへ行き、エールはシュウを街に送った。

「あ、あのさ…エール…」

「ガーディアンに入るってのはああいうことだよ。とんでもないイレギュラーと戦うこともあるし、下手したら死んじゃうかもしれない…ねえ、シュウ…もう、仕事以外でアタシ達に関わらないで、巻き込まれても知らないから」

それだけ言い残してエールもまたトランスサーバーのある所へと向かったのであった。
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