第十七話 破壊神の力
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
安堵してヴァンはシュウの方を振り返った。
「ひ…っ…」
パープリルの最期を見たシュウの表情は恐怖で歪んでいた。
「おい、シュウ…お前も大丈…」
「く、来るな!化け物!!」
「…………」
その言葉を聞いたヴァンの言葉は止まってしまい、体も止まってしまった。
「あ……」
「シュウ…っ!あんたねぇ!!」
「良いんだよ別に…俺は先にトランスサーバーの所に戻ってる…待ってるからシュウを街まで送ってやってくれエール…」
ヴァンの表情を見て自分の暴言に気付いたシュウ。
暴言を吐いたことに怒って掴み掛かろうとしたエールを抑えると出口のシャッターではなく、この部屋の入り口となるシャッターへ向かった。
そして二人は別行動を取り、ヴァンは先にトランスサーバーへ行き、エールはシュウを街に送った。
「あ、あのさ…エール…」
「ガーディアンに入るってのはああいうことだよ。とんでもないイレギュラーと戦うこともあるし、下手したら死んじゃうかもしれない…ねえ、シュウ…もう、仕事以外でアタシ達に関わらないで、巻き込まれても知らないから」
それだけ言い残してエールもまたトランスサーバーのある所へと向かったのであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ