第十七話 破壊神の力
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「何!?」
「ヒャハハッ!凄え…これがモデルHのスピードかよ!」
パープリルのボディは元々持っていたライブメタルを含めて合計四つのライブメタルのエネルギーで金色に染まっていた。
「ぐうう…エール!ヴァン!俺達に構うな!早くこいつを倒せ!!」
「で、でも…こいつを攻撃したらモデルH達まで…!!」
「遠慮は…いらん…っ…こいつを生かしておけば…どういうことになるかは…お前達が誰よりも知っているはずだ!!」
「そうだぜ…こんなクソ野郎に取り込まれたままでいるくらいなら…いっそぶっ飛ばされた方がマシってもんだぜ…っ!!」
「早くこいつを…倒しなさい…っ!私達の意志が…残っているうちにっ!!」
「次はモデルFのパワーを見せてやるぜぇっ!!」
「まずい!!」
チャージを終えたZXバスターを構えてエールはチャージバスターで迎え撃つ。
しかし炎を纏わせた拳がチャージバスターをあっさりと掻き消してしまった。
そしてパープリルの拳はエールの体に叩き込まれた。
「ごふっ!?」
あまりの威力にエールは口から血を吐きながら吹き飛ばされる。
「エール!!よくも!!」
ヴァンはアルティメットセイバーを抜いてパープリルに斬り掛かるが、パープリルはモデルHのスピードでヴァンの攻撃を容易くかわしてしまう。
「次はモデルLの力を見せてやるぜぇっ!!」
「使う前に叩き斬ってやる!!」
チャージを終えたセイバーでチャージセイバーを繰り出すが、パープリルのボディの表面に強固な氷の膜が出来ており、モデルOのセイバーですら突破出来ない程の防御力であった。
「凄え…凄えぞぉっ!!今の俺様は無敵だーーーっ!!」
モデルHのスピードとモデルFのパワー、そしてモデルLの防御力を得たパープリルの猛攻に二人はまともな抵抗も出来ずに吹き飛ばされるだけ。
「がは…っ!」
「うう…くっそぉ…」
倒れ伏しているエールはモデルLの力をまともに受けたのか全身が凍り付いていた。
ヴァンもモデルFの炎に全身を焼かれて相当のダメージを負っている。
「っ………」
エールは悔しげに涙を流している。
このままでは確実に負け、パープリルは人々を襲って自分達のような存在を増やし続ける。
倒さねばならないのに全く敵わない自分が悔しくて仕方がない。
「…………何が………だ……」
「あん?」
ヴァンの呟きが聞こえなかったのか、パープリルの視線が向けられる。
「(何が、破壊神のライブメタルだ…何が…世界を滅ぼしかけただ…こんな奴に…手も足も出ないなんて…力が…欲しい……母さん達を…殺した…こいつだけは…)」
「はっ、動けねえのかよ。それにしてもこ
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