大きな罪
終わりと始まり
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にまたがり、目的地を目指して走り出した。二十分ほど自転車をこぎ、図書館に着いた。自転車を駐輪場に止めて、中に入った。変革箱に本を入れ、私は家に向かった。
「あと一日か。とりあえずは、ほぼ謎は解けた。あとは、対になる動物のことだ。」
七つの大罪と七体の動物はつながった。だけど未だに、反対の意味がわからない。とりあえず、一旦実家に帰ろう。しばらく帰っていなかったし。ペダルを踏み込み、図書館を後にした。
「ただいま。」
家の中から返事は無かった。両親は共働きで、家に帰ってくるのは夜遅くだ。
「さてと、今日の夕食は。」
冷蔵庫と開けて中を覗くと、いくつかの残り物があった。
「これでいいや。」
いくつかの小皿を取り出して、机の上に並べた。
「いただきます。」
一人での夕食を済ませ、自分の部屋に行きパソコンを開いた。七つの大罪というキーワードを打ち込み、Wから始まるサイトを開いた。
「ここにあるかな。七つの大罪の反対になる言葉は。」
私はページをスクロールしていき、ある箇所で止まった。
「あった。これだ。」
そこには謙譲は忍耐などがあった。きっとこれが最後の鍵だ。今まで集めたヒントを基に答えを導くようにしなければ。
「そういえば、手紙がたくさん来てたな。誰からだろう。」
机の上にあった手紙の束を思い出し、リビングに向かった。机の上にあった束を見た。依頼者からの手紙や水道やガスといった公共料金、他には新聞の夕刊があった。その中から私宛の手紙と夕刊を取り、自分の部屋に持ち帰った。この家では、私だけしか新聞を読まない。まあ、私の両親は読めるはずもないのだが。そのことは、両親が帰ってくればわかるのだが。
「この手紙は、柚からかな。」
淡い緑色の封筒を手にとって裏返し、差出人の名前を見た。
「加藤柚」
やっぱり彼女だった。
加藤柚。彼女は川瀬菻と同じく私のことを知っている人だ。私を含めた四人に共通していることは、探偵のようなことをしているということ。もう一人は金井幸だ。
「さてと、手紙を読もう。」
封筒を開けて、中を読んだ。彼女も菻から話を聞いて、私に手紙を送ってくれたのだと書いてあった。他にも、最近あったことや今追っている事件なども書かれていた。
「柚も忙しいんだな。」
そう呟いて、手紙を閉まった。
「さてと、難題を解こう。」
玲はパソコンで、七つの美徳と書かれていた言葉に繋がる動物を探し始めた。そうしているうちに、時間は過ぎていった。
彼女が調べ終わる頃にはもう日は変わっており、両親はすでに寝息をたてていた。
「終わった。あ、もうこんな時間。そろそろ寝ないと、学校に行けなくなる。今年も皆勤賞を取りたいのに。」
彼女はそんなことを言いながら返ってきたメールを確
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