第十五話 十年前の記憶
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るぜ!!」
「行くよ!ダブルロックオン!モデルFX!!」
モデルFXへと変身し、オーバードライブも発動してナックルバスターからショットを高速連射。
ヴァンもセイバーで連続で攻撃すると、瞬く間に巨大メットールは爆散した。
「ヒャハッ!あれがあっさりとやられやがった。あいつの持っているライブメタルさえ手に入れりゃあ俺様は無敵だぜ。このガキを利用してな」
ある場所で簡単に設置された簡易モニターで戦闘を見届けていたイレギュラーが後ろをチラリと振り返ると、檻の中にシュウが囚われていた。
エールと喧嘩別れしてから帰路に着こうとしたところを拐い、エールが持つモデルH、F、Lのライブメタルを手に入れるための人質なのだ。
「どうせ、パスコードとやらは手に入れてんだし。俺様が使っても問題ねぇよな…」
ニヤリと笑うイレギュラーにシュウはビクリと震える。
「ひ…っ」
「おいおい、てめえはあいつらの仲間なんだろ?肝が小せえなぁ」
檻の中で震えているシュウに呆れるイレギュラー。
「フフフ、でもその恐怖に引き攣った表情…とても素敵ではなくて?」
「あん?」
床から聞こえた声にイレギュラーが振り返ると、そこから一体のレプリロイドが姿を現した。
「ま、また増えた…!」
「何だ姉ちゃん?見たところイレギュラーのようだけどよ。俺様に何か用か?」
イレギュラーとしての勘なのか、目の前のレプリロイドがイレギュラーだと言うことに気付いたようだ。
「あら、ごめんなさい。自己紹介がまだだったわね。私はノービル・マンドラゴ。破壊神の器を求めてやって来たの…あなたのお目当ての子の隣の…ね…」
「破壊神?大層な呼び方だなぁ、あんなガキにそんな力があるってのか?」
「今はまだ目覚めてはいないけれど、力を解き放った時…全てがゼロとなるでしょうね…悪いけどあの子は私に譲ってもらえないかしら?」
「ほーん、まあでも流石にライブメタル三つ分の力なんてねぇだろ。好きにしな、姉ちゃんが心変わりしてそっちを狙うってんなら…」
ギラリと、イレギュラーの鋭い視線がマンドラゴに注がれるが、彼女は平然としている。
「まあ、怖い。安心して頂戴、私の目的はあの子だけ…隣の子は煮るなり焼くなりあなたの好きにして結構よ」
「ヒャハハッ!良いねぇ、姉ちゃん!姉ちゃんみたいなのは嫌いじゃねえぜ!」
イレギュラーの狂気に曝されたシュウは怯えていることしか出来なかった。
一方、そんなイレギュラー側の思惑を知らずにヴァンとエールは巨大メットールの残骸を調べていた。
「くそっ…ライブメタルを持っているのはこいつじゃないのか…!」
「一体どこに…!」
『…二人共、どうしたの?このエリア
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