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魔転語(魔王転職物語)
5話〜ステータス〜
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「おう。ここに手をかざせばいいんだな」

俺は、水晶に手をかざす。

再び、水晶が光だし俺を包み込む。

「終わったわ。これを受けとりなさい。」

リンファから、ステータスカードを受け取る。

「いいか、よく見てろ。人間となっても元魔王。レベル1でも、潜在能力が凄いことを証明してやる。さっきみたいに生意気な口は聞けなくなるからな」

リンファに自信満々に告げる。

「いいから、早くしなさい」

ステータスカードが光から表れてステータスが記される。


マオ・テンペスト

レベル1
MP〈Dランク100〉
物理攻撃〈Eランク5〉
物理防御〈Eランク10〉
魔法攻撃〈Dランク80〉
魔法防御〈Eランク10〉
器用〈Sランク800〉
運〈Sランク777〉

スキル
〈属性魔法〉
〈鍛冶〉
〈家事〉

「………いやぁー!」

嘘だろ?人間になっても、元魔王だよ?

「見せてもらったわ。元魔王様の実力を」

笑いを堪えている。リンファ

「スライムにすら、ステータス負けているわね。異常に器用と運だけは、高いわね」

納得がいかない。やってられないな。

「運と器用だけは、魔王の時と変わらないのが腹が立つ」

「で、スキルが属性魔法、鍛冶。ここまでは、いいわよくあるスキルだから、でも家事って」

家事スキルこれは、魔王の時に磨きあげたスキル。

あの、御方のご機嫌をとるために鍛え上げたスキルだ。

まさか、人間になっても家事スキルを習得しているとは

「おい。家事スキルは弄るなこれには、深い訳があるんだ」

落ち込む俺を見て、さすがにリンファも空気を読み。

「まぁ、いいわ。辛うじて魔法の適正もある。それにスキル属性魔法もあるわ」

属性魔法、火、水、風、雷、光、闇と様々な魔法を憶えることができる。

これは、ラッキーだ。

鍛冶スキルもその名の通りスキルで使える能力である。

この二つのスキルは魔王の時にはなく人間になって初めてのスキルだ。

だが、正直魔王の頃とステータスも、スキルも天と地の差だ。

それは、そうか、俺人間だもな。今、一番人間になって悲しくなっている。

「職業は、魔法使いが妥当だと思うわ」

リンファに魔法使いを勧められる。

「俺もそう、思うよ。もう、魔法使いでもなんでもいいよ。」

完全にいじけてしまったのだった。

こうして、俺は冒険者となった。

マオ・テンペスト

職業
魔法使い


「マオ様、元気を出して、今日の晩御飯はハンバーグにしましょう」

シャルルに慰められるのだった。








「それはそうと、リンファ・ペングラム貴様の
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