暁 〜小説投稿サイト〜
魔転語(魔王転職物語)
4話〜紅蓮の覇王〜
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の女から離れたい。


「そうね。その前にマオ・テンペスト、部下に裏切られて人間にされたというのは本当かしら?本当だったらマヌケだけど」

「本当だよ!本当!部下に夕飯のハンバーグに人間になる薬を盛られて、疑いもせずに食べて人間になっちゃった、マヌケの、魔王ですよ」


本当に勘に障る女だ!

「そのようね、アレクセイ叔父様が嘘は言わないもの」

含み笑いの笑みを浮かべる。

「で、ギルドにいれてくれるのか?」

俺は少し、凄みをつけてリンファに問いかける。

すると、彼女は

「えぇ、別に構わないわよ。我がギルド、【蒼天の義勇】は来るもの拒まず、たとえ、モンスターであっても、元魔王であってもね。」

さすがはアレクセイの血筋だけはある。
その懐のデカさはアレクセイ譲りか

懐はデカイが

「胸は小さいがな」

おっと、口が滑った。
貧乳が悪いとは言わない。

きっと、胸の成長をいろんなところに持ってかれたのだろう。

「Aか……Bか……」

「CよりのBよ!」

リンファの腹パンが炸裂する。

「す、すいませんでした……」

「次、言ったら、消し炭にするわよ」

気をつけよう。マジで、今の俺では消し炭になる。

「貴様!マオ様になにをー!貧乳」

「消すわよ、スライム」

シャルルは、スライムの姿に戻り俺の後ろに隠れる。

「マオ様、あの女は危険です」

青色がより、青ざめていく。


「まぁ、いいわ。そのまま加入を許そうと思ったけど入団テストをしてあげる。」

言わなければよかった。

「簡単よ?ギルドに依頼されているEランク、クエストをクリアすれば入団を許可しましょう。」

クエストか…まぁ、なんとなるか。

「クエストには下からEランク、Dランク、Cランク、Bランク、Aランク、そして最難度クエスト、Sランクとあるわ。」

Eランク、クエストか一番簡単らしいし今の俺でも大丈夫か

「わかった。それで頼む」

「あとで、クエストについては説明するわ。それで、あなた達、冒険者登録は?」

冒険者登録

冒険者が、クエストを受けるため必要な資格である。

その時に自分のステータス、またスキルを確認できる。

また、ステータスによってその者に、適した職業を決めるのだ。


「いや、まだだ」

「そう、なら特別に私がやってあげるわ。」

リンファは、一度部屋を出て、登録するための道具を取りに行った。

「シャルル、少し楽しみだな。人間になった俺のステータスを知れるのは」

ステータス

MP(マジックポイント)
物理攻撃
物理防御
魔法攻撃
魔法防御
器用



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