3話〜蒼天の義勇〜
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俺はシャルルと共にギルドへと足を早めるのだった。
シャルル・スライム
マオに仕えるスライムモンスター。
変身魔法、水魔法を操る。
最強のスライムである。
「デケェー!これが、ギルド【蒼天の義勇】」
俺の目の前に現れた巨大な建物を前に俺は驚く
魔王城やエクシリアの城と比べれば、小さいが、それでも巨大な建物であるのは間違いない。
ギルド、人間達が作ったサークルの用なものだ。
クエストを受けパーティーを作り仕事をしたり、ダンジョンを攻略したり。
国から要望があれば、協力して戦う組織である。
正直、魔王だった頃、ギルドに所属する奴等に苦しめられた。
「さぁ、マオ様行きましょう。まずはギルドに加入するため冒険者になる手続きを」
「紹介状はなんだっけ、ギルドマスターに渡せばいいんだよな」
俺とシャルルは、ギルドの扉を開くのだった。
『飲めぇー、たらふく飲みやがれー』
ギルドに入ると、酒を飲み宴会を開いている冒険者達がたくさん居る。
朝っぱらから酔っぱらいがたくさん居る。本当に大丈夫なのか?
というか、こんな奴等に手を焼いていたのか。
「あのーすいません」
俺は、お酒を運ぶお姉さんに声をかける。
『あら、いらっしゃいませ!初めての方ですよね?クエストの依頼ですか?』
「違う。ギルドに入りたいのだが受付はどこにある?」
シャルルは、お姉さんに尋ねる。
『冒険者志願の方ですね。受付ならあそこにありますよ』
お姉さんは、受付の場所を教えてくれて、仕事に戻っていった。
俺達は、教えてもらった。
受付に向かう。
しかし、受付に行っても誰もいない、おそらく席を外しているだけだろう。
「少し待つか」
俺は受付のイスに座って待つことにした。
すると、少し経った時だった。
「あら、見ない顔ね。どうかしたのかしら?」
声をかけてきたのは、赤色のロングヘアーをツインテールにした美少女だった。
「どうも、ギルドに入りたくて冒険者登録しに来たものなのです……が……」
言葉が途切れる。
まさか、こんな早く会えるとは
【蒼天の義勇】
ギルドマスター
リンファ・ペングラムに
まだ、あっちは気づいてないらしい。
だが、俺は覚えている。我が魔王軍の幹部の一人を焼き尽くした張本人を。
「あら、どこかで会ったことあったかしら?」
リンファは俺の顔を覗きこむ。
リンファ・ペングラム
その名のとおり、前勇者王、アレクセイ・ペングラムの血筋の王族の一人である。
確か、アレクセイの妹の娘だと聞いたことがある。
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