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魔転語(魔王転職物語)
1話〜勇者王〜
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るぞ?」

サタンは俺とは違い、卑怯な手を使い必ず人間を滅ぼすだろう。

そして、俺は真っ直ぐアレクセイを見て頭を下げ

「頼む、勇者王アレクセイ・ペングラム。力を失くしなにもできないこの俺に力を……貸してくれ!」

アレクセイに頭を下げるのだった。

「誇り高きマオ・テンペストが私に頭を下げるか……だが、私が力を貸すことはできない」

え?マジ?力は貸せないってなんでだよ?なに言ってるんだこの爺は!?

「は?なんでだよ?お前ならサタンなんか一捻りだろ?」

「力を貸したいのは山々だが………」

アレクセイは、少し沈黙を置き

「だって、私……もう、勇者じゃないもん」

アレクセイは気色の悪いウィンクをするのだった。

「はぁぁぁーー!?」

次回、第2話〜勇者の後継〜

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