第14話 元怪盗団との再会篇A
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有無を言わさずに行ったおかげか誰からも反論なく、止めてあった場所まで戻る。
「さぁ乗ってください」
奇しくも9人乗りが役に立った。
「(乱歩さんはこれを読んでたのか・・・・・末恐ろしいお人だな)」
全員を乗せ車を発進させた。
「ふー、何とか脱出できたわね」
横では先ほどの小柄な男性が、飛び回りながら空中戦を繰り広げており、少し離れたところではもう一人が虎に変身し怪物をつぶしていた。
「おぉー、圧巻だな。」
モルガナが声を上げる。
「明智・・・・・・・彼らが仲間なのか。」
「あぁー。命の恩人だ。っとまだ、どうやら終わっていないみたいだね!」
その言葉に後ろを振り返ると車に乗った男たちが追ってきていた。
「あそこには奴らの仲間がまだいたみたいだな。」
「っしつこい!!」
「どうするんだ明智。」
「もうそろそろだ!!」
<よし、ここからは俺が誘導する。>
「え?誰!?」
車に搭載されたスピーカーから声が聞こえてきた。
誰なのか聞いてきた言葉を無視し、翼に問う。
「あぁ、頼む。こちらもスピードを上げる!!」
そして、スピードを上げながら路地裏を回りながら奴らが追ってこないように翼の正確なナビゲートのもと元振り切ることに成功した!!
「よし、後ろは?」
雨宮に聞く。
「うん。誰もいない。」
「まくことができたみたいだね。」
<引き続き警戒しながらナビを続ける>
「あぁ。」
まくために少し離れてしまったが数十分で目的地:本社につく。
5分間どうやって切り出そうかと思うほど沈黙が続く。
誰も話さないからか、話し始めたのは全く別のこと、しかも予想していないことだった。
「なぁさっきあいつらまいたドライブテクニックもすごかったけどさ、カーナビに路地を通るルートが写ってたよな?それって誰か主導でその道を誘導したんだろう?どういう人なんだ?」
後部座席に乗っている双葉がワクワクとしている。
「(その空気の読めなさ加減が素晴らしいわ。でも助かったわね)そうね・・・・」
「あ、あぁ、それはうちの情報収集担当がこの車のカーナビだけをハッキングしてルートを見ながら誘導しているんだ。」
<フフフっうちの翼はすごいんだぞう?>
<太宰さんうるさい>
「話聞いてたんですか?」
<まぁみんなだんまりになってしまっていたからね。いつこちらから話しかけようかと>
「・・・・で、どうかしましたか?」
<今の戦況をお知らせしようかと>
なんせ、君たちがいる東だけで起こったことではないからね。
その言葉に・・・・ピリッと引き締まった。
<改めて、私は今回の総指揮を務めさせてもらっている総合
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