第14話 元怪盗団との再会篇A
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【承知した】
そして・・・・・戦いが始まった。
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戦いが始まってどれくらいたっただろう。
「(僕のやるべきことは、今この場でこの怪物たちを殲滅することじゃない。彼らをけがさせずに安全な場所まで避難させること)」
ちらっと彼らを見る。
現に今現在殲滅ではなく後ろに後退しながら戦っていた。そして、彼らに傷つかないように攻撃が行きそうなったらすかさずカバーしながら僕の指示に従ってくれているナイトウォーカー。
援軍が来るのはいつなのだろうか。太宰さんは始まる前に援軍に来させるといってくれたが、
「なかなか、数が減ってかないね!」
「それはそうだろう消しても消しても出てくるのだから」
「どんだけあの結晶には異能力が詰まっているのか!!」
「それは、彼が撤退を目的に動いているからよ。」
「えぇ・・・あくまでも私たちを逃がすためのね」
さすがは元怪盗団。冷静になるのは早かった。
「ナイトウォーカーが突撃すれば私たちは丸腰になる。そうすればこちらにあの怪物たちは来るでしょうね。」
「今の私たちって完全に足手まといよね・・・・・」
その春の言葉に全員がうつむく。
「それはねぇよ。あいつはお前らを本気で助けたいんだ。足手まといなんか思っちゃいねぇよ」
「そうですよ。前はいろいろあったみたいですけど、少なくとも今のあの人はみんなが守る対照なんです」
まぁ僕たちもなんですけどね。
「えっとあなた達は?」
「ん?援軍!!」
1人の小柄な帽子を被った男性が高くジャンプしたかと思えばあっという間に明智君の目の前にいた怪物を消してしまった。
「よぉ、お疲れさん。よく頑張ったな!」
「すみませんお待たせしました!!ここからは任せてください!!」
「中也さん、敦君!!」「何!?重力操作の中原中也に月虎の中島敦だと!?」と
明智君はほっとしたような顔をした。
<吾郎君、援軍はそっちにいったかい?>
見計らったかのように太宰から声がする。
「えぇ、今ちょうど」
<わかった、中也遅かったじゃないか>
「うっせぇよ。予想以上に怪物が来る途中も多くてな。」
「すみません!太宰さん!」
<じゃあここからは東は頼んだよ。吾郎君は・・・・>
「これから、全力で撤退を開始します。そっちに向かえばいいんですよね」
<うんうん。分かっているみたいだね。じゃあ頼んだよ>
通信が切り。他のみんなへ貌を向ける。さっきはしっかり見なかったが2年がたちたち大人っぽい雰囲気になっていた。
「ここからは、全力で撤退します!ここは彼らに任せますよ。ついてきてください」
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