第14話 元怪盗団との再会篇A
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・今回の、見回り場所決めたのって誰でしたっけ?」
『乱歩さんだよ。』
「やっぱりそうなんですね。」
イヤーモニタを装着した状態で太宰や翼と通信で会話をする。ほとんどの人が現在パトロールしている状況の中翼はいつも通りの情報分析、太宰が現場指揮を本社から行っている状況だ。
そして、明智は現在赤レンガ倉庫が大幅に見渡せ、相手からは死角になる場所に車を止め待機していた。
その時だった
「ん・・・・・・?」
『どうした?吾郎』
「今何か黒い影が・・・・・・」
『ちょっとこっちでも確認してみる』
明智は遠くを走り去っていく姿を目を凝らしてみて愕然として。
「え・・・・・なんで!?」
険しい表情、2年前までは当たり前のように見てきた冴の姿、そして、そのすぐ後ろには同じく何か焦って逃げているような表情の真そして、何が何だか分かっていなそうな他のメンバーの姿だった。惣二郎もいる。
そして、20秒ぐらいたってから怒鳴りながら走る黒い帽子にサングラスの男たち。明らかにおかしな状況だった。
「すみません・・・・後を追います。」
居てもたってもいられなくなった明智は指示を聞く前に車を飛び出し男たちの後ろを気づかれないようについていった。
本社では
明智が車を飛び出した後、
『原因はこれだな・・・・・』
「なるほど・・・・」
監視カメラにはバッチリ冴たちの姿が写っていた。
その様子を見て太宰は明智に呼びかける。
「吾郎君聞こえるかい?」
男たちに気づかれないよう車の影などに隠れながら距離を取って後を付けていた明智を呼ぶ太宰の声が聞こえてきた。
「すみません。太宰さん、勝手に飛び出してしまって。」
「いいよ。こちらの方でも姿が写ったからね」
誰の姿が写ったのかは明白だ。
「で、吾郎君は皆と会いたそうじゃなかったよね?この状況で大丈夫かい?」
確かに、以前初めのころ生存を知らせるのかと聞かれたとき嫌だと答えた。それは今でも変わらない。だけど・・・・
「確かにあまり会いたくはないです。今でも特に冴さんと双葉さん春さんへには特にひどいことをやってきた。合わせる顔はないと思ってます。だけど、ここでもし何かあって見捨てたりしたらそれこそ後悔します。それに探偵ですから!」
力強く言い切った。
この声を聞いた太宰はもう大丈夫だと思った。
「わかった。そのまま慎重に尾行を続けてくれ!」
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一方冴達は物陰に身を潜めていた。
「で、どういうことだよ。」
この状況でさすがに空気を読んだのか小声で竜二が話しかけてきた。
「さっき
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