第二章
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「それでもテキサス程はな」
「食べへんか」
「食べてもそこまでは」
「そやねんな」
「疲れたら」
その時はというと。
「フルーツとかな」
「アイスやな」
「そういうのやな」
「そういうの食べてやな」
「元気出すわ」
「それがハワイやな」
「少なくともあたしはそや」
リディアはドロシーにこう返した。
「疲れた時はな」
「そうか、しかし私はな」
「ステーキやな」
「それ食べて」
そのうえでというのだ。
「元気出すわ」
「そうするんやな」
「ああ、今日のお昼にでもな」
こう言ってだった、実際に。
ドロシーはこの日の昼は四限目の授業が終わるとすぐにアメリカ風の食堂に向かった、ハンバーガーやホットドッグ、フライドポテト等が有名なそこに。
そしてだ、食券を買うが。
「ティ―ボーンかいな」
「そや」
共にいるリディアに答えた。
「これ食べるで」
「ステーキの中でも派手なのやな」
「もうでかいの食べて」
そしてというのだ。
「元気出すで」
「そうするんやな」
「ああ、そしてな」
それでとだ、ドロシーはさらに話した。
「元気出すで」
「いきなりティ―ボーンか」
「ああ、食べようか」
こう言ってだった、ドロシーはアメリカからの輸入肉を焼いたそのティーボーンステーキを注文した。リディアはでかいハンバーガーにサラダにマッシュポテトだった。
その彼女を向かい側に置いてだった、ドロシーは。
ティボーンステーキ、五百グラムはあるそれを瞬く間に食べた、だが。
食べ終えて付け合わせのサラダやフライドポテトも食べてからまた言った。
「よし、もう一枚や」
「今五百グラム食べたやろ」
「それでもや」
ドロシーはリディアに笑って話した。
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