灯蛇
[14/14]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
少女はよほど憔悴しょうすいしていたのか、相も変わらず眠り続けていた。
時折腕をぱたぱたと動かしている。
少女は、ほんの十数日だけ寝食をともにしていた青年を探しているようだ。
だが、青年はこの部屋にはいない。
青年は、主人の許へと帰ってしまったから。
そして少女は、まだそれを知らない。
少女はただ不安げに眉を落とし、手で空を櫂かきながら、ぐっすりと、眠っていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ