第75話
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……少しいいですか?今『飛行艇を工房内に呼び寄せる』って言いましたけど、地下の……それも異空間の中にある施設にどのようにして飛行艇を呼び寄せるのでしょうか?」
「それに関しては突入するレン達が発信機をつけておくから、レヴォリューションとカレイジャスのスタッフ達がその発信機によって位置情報を把握して現場へと発進、現場に到着後は今回の作戦の為に編成されている異空間解析班によって工房への突入地点を解析してもらった後、工房内に突入することになっているわ。――――――ま、いざとなったら非常手段として転位魔術の使い手達による転位の脱出も考えているから脱出手段に関しては心配無用よ。」
「……ちなみにその”転位”の使い手達は足りているのですか?”転位”は人数が多ければ多いほど、魔道具にせよ術者にせよ、色々と条件が増えてしまうと聞いたことがありますが。」
ツーヤの質問に答えたレンの説明を聞いてある事が気になったデュバリィはレンに質問した。
「その点に関しては大丈夫よ。突入班の中に転位魔術を扱える”魔神”が三柱、”女神”が一柱いるもの。」
「確かにそれだけいれば十分過ぎますね……」
「”魔神”が三柱に”女神”が一柱という事は……”女神”はリィンが契約を交わしているアイドスさんで、”魔神”の三柱はもしかしてリィンの使い魔のベルフェゴールさん、プリネ皇女殿下の使い魔のアムドシアスさん、そしてエヴリーヌさんの三柱の事か?」
「ええ、その通りよ。」
レンの答えを聞いたティオはジト目で呟き、あることに気づいたロイドはレンに確認し、確認されたレンは頷いた。
「あ、あの…………今の話ですと、プリネ皇女殿下もリィンさんのように使い魔――――――それも”闇夜の眷属”の中でも”最強”を誇る”魔神”を使い魔にしていることになりますが、それは本当なのですか……!?」
「それも”アムドシアス”って言ったら、確かソロモン72柱の一柱――――――”一角公”の事よね?」
「ええ、確かに私の使い魔に”魔神”がいて、アムドシアスはそのソロモン72柱の一柱ですよ。」
「一柱とはいえ、ソロモンの大悪魔もメンフィルの姫君に従っているとはな……正直言ってヌシ達メンフィルの方が『地精や結社よりも得体の知れない組織』のように見えるぞ。」
驚きの表情のエマと目を細めたセリーヌの問いかけに答えたプリネの話を聞いたローゼリアは重々しい様子を纏って呟いた後ジト目でレンを見つめ、ローゼリアの発言にその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「クスクス、世間からその存在を隠していた”魔女”の一族の”長”であるロゼにだけは言われる筋合いはないわよ♪」
「コホン。それじゃあ次は黒の工房の本拠地に突入するメンバーだが、”灰獅子隊”は各部隊長――――――要するにここにいる全員で、リィン隊からは更に
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