第75話
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迎撃できるって事だから、鉄血もそうだがその”鋼の聖女”とやらも実は大した事ないんじゃねぇのか?」
「いやいやいやっ!?”鋼の聖女”とは俺達もやり合ったけど、間違いなく今までやり合った相手の中で”最強”の使い手だったから!?」
「全くですね……今思うとリアンヌさんの方が”碧のデミウルゴス”の時よりも苦戦したと思いますから、冗談抜きで命知らず過ぎですよ、今の発言は……」
「フフン、マスターと実際に刃を交えただけあってさすがに貴方達はマスターの偉大さを身に染みているようですわね。――――――今回はマスターの偉大さの”極一部”を私の代わりに教えた”特務支援課”に免じて特別に見逃してあげますが次にマスターを侮辱するような事を口にすれば、タダではすまないと思いやがりなさい!」
「え、えっと………オズボーン宰相の実力はわからないけど……確かオズボーン宰相は政治家になる前は軍に所属していたという話だし、しかもあの”鋼の聖女”と組めるくらいなのだから、それらを考えると間違いなく相当な使い手なのでしょうね。」
嘲笑したアッシュの言葉にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ロイドとティオはそれぞれ疲れた表情で指摘し、二人の指摘を聞いたデュバリィは得意げな表情を浮かべた後アッシュを睨み、デュバリィの発言に再びその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中気を取り直したエリィは静かな表情で推測を口にした。
「一応諜報部隊の調べによるとオズボーン宰相は帝国正規軍の”百式軍刀術”を極めているとの事だから、戦闘能力は最低でもエレボニア帝国で5本の指に入ると言われている武人――――――”光の剣匠”や”雷神”、それに”黄金の羅刹”クラスと見積もった方がいいと思うわ。――――――ま、いざとなったらアイドスお姉さんかベルフェゴールお姉さんに出てもらったら問題ないと思うわよ♪幾ら”怪物”と恐れられている人物であろうと、所詮は”神格者”には至っていないのだから”神”や”魔神”には”絶対に勝てない”でしょうし♪」
「さすがにその二人任せというのはどうかと思うけど……”子供達”も工房の本拠地にいる可能性は考えられるのかしら?」
オズボーン宰相の情報を口にした後リィンに視線を向けて小悪魔な笑みを浮かべたレンの答えにその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中呆れた表情で指摘したプリネは気を取り直してレンに訊ねた。
「んー……お姉さまも知っての通り、”情報局”はメンフィルの諜報部隊による暗殺で割と深刻な人材不足に陥っている上、鉄道憲兵隊もこの間のヴァイスラント新生軍の策略で鉄道憲兵隊全体の内の3割が削られてその関係で鉄道憲兵隊も情報局同様人材不足に陥っているから、当然それぞれの部署を担当している二人にもそのしわ寄せが来てかなりの負担が
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