第75話
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けど、そこの所は専門家の意見としてどうなのかしら、魔女の”長”殿?」
ドロテアの質問を聞いたレンはローゼリアに話を振り
「そうじゃの……騎神達に貯めておく霊力の量も関係するとは思うが、少なくても”軍”のような大人数を連れての転位はさすがに無理じゃろうな。――――――それこそ、そちらが保有している”騎神”や”神機”、そして”騎神”達と繋がっている機甲兵達を併せても無理じゃな。」
「そうなると少数精鋭部隊による奇襲作戦になりますね……」
「ま、その”本拠地”とやらがどんな所かはわからねぇが、屋内の戦闘になる事は確実だろうからどの道大人数での奇襲は厳しかっただろうな。」
ローゼリアの話を聞いたステラは考え込み、フォルデは苦笑しながら呟いた。
「屋内戦となると”騎獣”達を使っての戦闘は逆に”騎神”の戦闘能力を下げる事もそうですが、味方の動きにも影響を及ぼす事になりますから避けた方がよさそうですね。」
「ああ。それと迅速な対応も求められているから、重装備も避けた方がよさそうだな。」
「……レン皇女殿下。本拠地内に爆薬を仕掛ける担当に関しては決まっているのでしょうか?」
イングリットとドゥドゥーもそれぞれ意見を出した後少しの間考えていたエーデルガルトがレンに質問した。
「ええ。それに関しては”本隊”の工作部隊から8名出してもらうことになっているわ。それと転位の件だけど、転位できるポイントが二か所ある事が判明しているから、二手に分かれて奇襲することになるわ。」
「という事は私達の役目は爆弾を仕掛ける工作部隊の護衛ですか?」
「ああ。それと工房内に”黒の工房”の関係者と思われる研究者、黒の工房の防衛の為に雇われた猟兵達を見かけた場合は問答無用で”殲滅”してくれ。」
「――――――待ちなさい。猟兵はともかく研究者――――――非戦闘員を何故捕縛どころか、殲滅するのよ!?非戦闘員を意図的に危害を加えるなんて国際法に反している上、貴重な情報源かもしれないのよ!?」
レンの説明の後に質問したリシテアの質問に答えたリィンの答えにZ組の面々とロイド達がそれぞれ血相を変えている中、サラは厳しい表情でリィンに指摘した。
「以前のラマールでの活動の時でも言ったようにメンフィルは国際法には加盟していないのだから、国際法を守る必要なんてないし、情報に関しても黒の工房の本拠地でハッキングする情報があれば十分よ。あ、国際法の件に関しては”クロスベルも同じ”よね♪」
「……………………ッ!」
「フウ………君は別の意味で言ったかもしれないけど、警察の俺達にとっては皮肉な意味でしか聞こえないよ……」
「そういった国際法を無視するような類の無茶ができる事もまた、ある意味建国したばかりの状況で開戦をしたクロスベルにとっての”強み”でもあるのよね……もしかし
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