第十三話 乙女達の心理
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?いつの間に?」
「あなた達がじゃれあってる間によ。私は氷のライブメタル・モデルL。私の力の使い方は後で教えてあげるからまずはここを出ましょう。あ、因みにパスコードは私の力を持ったフォルスロイドを倒さないと教えてあげられないから…覚えておいてね」
奥のトランスサーバーを使ってガーディアンベースに帰還し、そして司令室のブリッジに戻ったヴァン達を待っていたのはプレリー達からの非難の視線であった。
直後にヴァン、モデルZ、モデルFがブリッジの床に正座させられ、“デリカシーがない”、“敵とは言え女の子に言っていい言葉ではない"などの説教を受けた。
モデルZとモデルFは浮いたままだが、全く微動だにしないので、恐らくこれがライブメタルの正座なのだろう。
「何で敵を倒してライブメタルも取り戻したのに俺達が怒られるんだ?」
「全くだ。先程のミッションにデータ以外の致命的なミスはなかったはずだ。」
「そうだぜ!敵をぶっ潰したのに帰っていきなり正座と説教とか理不尽じゃねえか!!」
ヴァンは帰還早々いきなり怒られ、正座をさせられていることに渋面を浮かべている。
隣のモデルZは普段通りだが、もし表情があれば“解せぬ”という表情を浮かべているのは間違いない。
モデルZの隣のモデルFも帰還早々のいきなりの説教と正座に文句を言う。
「怒られて当たり前でしょ!あんた達はあまりにもデリカシーがなさすぎ!!」
「どうして、こうもデリカシーがないところも似てるのかしら…」
モデルZは“お兄ちゃん”が基になったのでまだ分かるのだが、まさかヴァンまで失言を言うとは思わなかった。
昔のサイバーエルフの名付けの件を思い出しながら怒鳴っているエールの隣でプレリーは額に手を置いた。
「あなた達って本当に女心が分かってないわね。モデルZも戦闘馬鹿も相変わらずで呆れるわ」
モデルLが心底呆れ果てたように言うと、ムッとなったモデルFがあることを思い出してモデルLに向かって言い放った。
「そういや、お前のオリジナルのパワーアップした姿も下っ腹が出てたよな。もしかしてあいつに親近感…いでえっ!?」
乙女のタブーに触れた大馬鹿者のモデルFにモデルLの体当たりが炸裂した。
「あれは水の抵抗を少なくするために設計されてるのよ!あんたのオリジナルの火力だけの欠陥馬鹿と一緒にしないで!!」
「んだとぉっ!?上等だモデルL!表に出ろ!!」
「良いわよ!馬鹿のあんたにきっちりと教育してやるわ!!」
二つのライブメタルはブリッジを飛び出していき、それを見たプレリーが溜め息を吐いた。
「とにかくヴァン、モデルZ…女の子はそういうのを気にするの…だからそういうことは言わないであげて」
「「?…分
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