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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百三十五話 邂逅。そして話合い。
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アレーナは剣を収めた。震えている二人を立ったまましばらく見下ろしていたが、
「あなたは今年18歳になるのか、そしてバウムガルデンの坊や・・・アルフレートさんは21歳になるわけね。」
『・・・・・・・』
「前世でどんな暮らしをしてきたのかは知らないし、どうして二人がこの世界に来たのかも知らない。でも、理由があると思うわけ。何千何億何兆からふたりが選ばれた理由があると思うわけ」
『・・・・・・・』
「私を恨みたいなら勝手にどうぞ。でも、私は喧嘩をしに来たのじゃない」
『・・・・・・・』
「力を見せておいて何だけれど、できることならあなたたちと協力したいの。自由惑星同盟にいたいのならそれでよし、帝国に復権したいなら手を貸すし」
「・・・何をさせたいのよ?」
カロリーネ皇女殿下の震えたかすれ声が漏れ出た。
「まだ決めてないわ。あぁ、大丈夫よ、別にあんたたち二人を縛り上げて生贄にして送りつけようなんてそんなことは思っていないし」
「・・・・して」
「え?」
「どうして、あなたはそんな喧嘩腰なの?」
アレーナは黙った。気圧されていたカロリーネ皇女殿下の瞳に力が戻りつつあった。
「私たちはここにやってきて何も知らされていない状態なのよ。あなたが生かすも殺すも完全に自由な状況下でしょう?なのに、それなのに、まだ私たちをいたぶろうとしているの?」
「・・・・・・・」
「私たちはそんなことをされにここまで必死に生きてきたわけじゃない。あなたと争うためにここまで来たのじゃない。ヤン・ウェンリー提督とラインハルト・フォン・ローエングラム公と同盟させて、あの怪物を何とかして斃したい一心で生き残ったの!」
「ほう!」
「もう、私個人の望みなんてどうだっていいの!・・・生きてさえいれば、ただ片隅でひっそり生かしてもらえさえすればそれでいいの。でも、それは後回し。私は二人に手をつないでもらえるのならどんなことだってする覚悟よ」
「・・・・・・・」
「ウィトゲンシュティン中将閣下にもそう約束したもの」
「・・・・・・・」
「お願い、どうか、ヤン・ウェンリー提督と、ラインハルト・フォン・ローエングラム公とを会わせてあげて」
アレーナはヤン・ウェンリー、そしてコーデリアを見た。二人ともかすかに首を振ったところを見ると、この提案は完全に彼女の物らしい。
そして、実のところ、アレーナはラインハルトとヤン・ウェンリーとを手を組ませるなどという心づもりは、全くなかった。少なくとも自由惑星同盟に侵攻するまでは。そして、それはイルーナもそうだったに違いない。
しかし、カロリーネ皇女殿下はそれをいつからかはわからないが、自分のプランとして温めてきたのだ。
「・・・・・・」
アレーナは長いことカロリーネ皇女殿下の
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