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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百三十五話 邂逅。そして話合い。
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フィオーナよ」
* * * * *
結局ラインハルトとヤン・ウェンリー会談ではシャロン討伐に具体的な結論が出ないまま、いったん解散となった。ただ、両者一致して協力しシャロンに当たろうという意思の確認はすることができた。
「ヤン・ウェンリーさん」
アレーナはヤン・ウェンリーを呼び止めた。一つ聞きたいことがあったからだ。
「なんでしょうか?」
「カロリーネ皇女殿下とアルフレートバウムガルデンなんて帝国からの亡命者、もしかしてご存じだったりする?」
「!?」
単刀直入に聞かれた質問に対し、流石のヤン・ウェンリーも動揺を隠せなかった様子だった。
「どうして――」
「あぁ、まぁ、なんとなくですかね。あの二人も私たちと同じ、転生者なので、どうにかしてあなたに近づこうとするはずだと思っただけです。さらに付け加えれば、あのすさまじい殺戮をもし生き延びるだけの知恵とリアル・ラックがあれば、おそらくはあなたの周囲にいるかもしれないとも思って」
「・・・・・・・・」
ヤンは数秒アレーナを見つめていたが、やがてうなずいた。
「おっしゃるとおり、二人のうちアルフレート大尉は私の艦隊に副官として、そして、カロリーネ皇女は第三十艦隊のコーデリア・シンフォニー中将のもとに在籍しています」
「あらま、コーデリアのところに、ね」
「恐らくは彼女もまたあなたと同じ存在なのでしょう?」
「そういうことです。一度会わせてもらえませんかね。別に悪いようにはしませんよ、今後の事もありますから」
「今後?」
「そう、今後です。今あなた方は帝国と共闘しようとしています。でもその後は?万が一シャロンを殺して脅威を取り除くことができたとして、その後はどうされますか?」
「私にはまだそこまで考えられません」
「でしょうね」
アレーナは原作においてラインハルトに対抗できる最大の存在を見つめた。ヤンはしばらく考えてからゆっくりと口を開いた。
「私に言えるのは、そうですね、ラインハルト・フォン・ローエングラム公がどういう人か、まずはそれを見極めたいというところです。もちろんあなたについてもね」
「それがいいんじゃないですか」
あっさりとアレーナが言ったので、ヤンは意外そうな顔をした。
「一言で言えば『食わず嫌いはよくない』という事です。それは私にしても然り。だから、お願いします。あの破天荒な皇女殿下とバウムガルデンの坊やに一度面会したいんですよね」
ヤンは一瞬面白そうにほおを緩め、そして、うなずいた。
* * * * *
アレーナ・フォン・ランディールはイゼルローン要塞の会議室に足を運んでいく。待ち受けているのは、カロリーネ・フォン・ゴールデンバウム、そしてアルフレート・ミハイル・フォン・
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