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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
酒と女と男の話
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ミーに、娘の行方を問いだたす。
「あれ?マリーはティミーと一緒じゃなかったの?」
「え!?乱闘騒ぎの時、抱き上げて巻き込まれない様に避難しましたが、母さんと一緒に居ると思ってました…」
「こんな荒くれ共が屯する所に、マリーちゃん一人きりって拙くないですか!?」

ウルフの言葉を聞き、血相を変えるリュカとティミー!
先程の乱闘で、意識を失いやっと目覚めた海賊共の襟首を掴むと、脅し紛いに娘の行方を尋ねるリュカ!
しかし目覚めたばかりの人間に、そんな事知る由もなく、碌な情報を出さない海賊達を、苛立ち任せに突き飛ばす!

ティミーは父の非道な行為を止めるでもなく、自らも父と同じように海賊を脅し、突き飛ばしまくる!
この親子を止める事が出来ず、慌ててマリーを捜し回るウルフ!
マリーさえ見つかれば、冷静さを失っている親子を止める事が出来るだろうと、アジト内を走り回っている!


ほぼ全ての海賊達の心に、拭い去れない程の恐怖心を植え付けた頃、アジトの外からウルフの叫ぶ声が聞こえてきた!
「リュカさーん!ティミーさーん!マリーちゃんが見つかりましたー!!外へ出てきて下さーい!」
二人とも、別の海賊の襟首を締め上げていたが、ウルフの声を聞くや海賊を投げ捨てて、はぐれメタルも驚く様なスピードでウルフの元へと駆け付けた!
ホッと胸を撫で下ろすウルフと海賊達…
この件で海賊達は、ウルフに感謝を憶え、今後一際優しく接してくれる様になるのだった…
そして騒ぎの元凶の少女は、外で一体何をしていたのか…
騒動を巻き起こす体質は、やはり遺伝なのかもしれない!




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