戦姫絶唱シンフォギア
第2話 欲望と聖遺物と超適合
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俺の朝は早い。
朝起きて、軽く顔を洗い、寝癖を直して、歯を磨く。
そして、ジャージに着替えて走り込みをする。軽く町内を何周かしていく。ぶっちゃけ、何周かとは決めていない。正式には何キロまで走るかだ。
辛いと思っても、走るのはやめない。『強くなる為に必要な事』と思えば、辛くても足は動く。
走り込みを終えたら、次は素振り。
部屋から予め持ってきていた木刀で素振りをする。
「1!2!・・・」
素振りは今は、千回はやっている。1日千回・・・。それを毎日。
走り込みをして、素振りをするのは俺の朝の習慣である。
それを終えたら、風呂場でシャワーを浴びる。
まだ、満足できない。もっとだ!もっと・・・!
そんな事を思い、風呂場から出てきて、適当な服装に着替える。
やる事をやったので、朝飯を食べるために居間に向かう。
「おはよう総悟。もう出来ているわよ」
「おはよう母さん」
俺の母さんは、正直いくつなのはわからないくらい美人である。
あと、なんか抜けているのじゃないかと思うくらい、おっとりしている。
「おはよう。いつもご苦労だな」
「おはようキャロル。お前なんで先に食ってんの?」
「そこは私の勝手だろ?」
キャロルがこうして俺の家に居るのは、ある意味で珍しい。
原作では、チフォージュ・シャトーでいるのに、今では家で居候としている。
キャロルを家に連れて来た時、母さんは「あらあら。かわいい子ね」の一言。そして、「家がないの?じゃあ、うちに居ればいいわ」の事で終わった。
このあっさり受け入れてしまうのは、母さんのある意味で長所なのかもしれない。
「あれ?父さんは」
「呼んだか?」
俺は、父さんが起きていない事に気づき、母さんに聞いたと同時に居間に入って来た。
「今起きたのか?」
「ああ、お前は朝の鍛錬が終わったのか?」
「うん、まあ」
「毎日欠かさずやっているんだな」
「まあね」
俺の父さんは、俺が朝練をしているのは知っている。
しかし、理由に関しては深く聞いてこない。わかっているのか、知る必要がないのか。まったくわからない。
あと、父さんの本職全く知らない。何も言ってくれない・・・。
副職は、考古学者と言うか、探検家というか、そんな感じのことをやっている。
そのおかげで、キャロルとも会えた。
ま、そんな家庭の中で俺は育ったが、特にこれといった問題はなかった。
◇
チフォージュ・シャトー・・・。
それは、原作でキャロルが世界を解剖するために造られた巨大装置。
見た目は城のようにも見えるが、中はとんでも構
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