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夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
乱れ交合う三重唱(翔ひびみく3P世界線)
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夜の帳も下り、明かりも落ち始めた街。
時計の針はもうじき11時を指し示す。
そろそろ夜も深まるという頃、月明かりだけが照らす薄暗い寝室。
隅に置かれた二人用の寝台には、三つの影がもつれ合っていた。
「は、ん、ちゅ。ん、っく? ん、んん?」
「はみゅ、ん、ちゅ? んん、ちゅ?」
「んむ……はぁ、ん、ちゅっ……ちゅぅ、ちゅるっ……」
三人はそれぞれキスを交わしながら、互いの寝間着を脱がし合っている。
それもただのキスではなく、舌を絡め、互いの唾液を交換し、深く口付ける淫靡なものだ。
それを三人がそれぞれ交わしている、と言うのだからおかしな話だと思うだろう。
しかし、これは現実なのである。
寝台の三人の内、一人は……自分で言うのもなんだが、細いもののしっかりとした体付きの少年。
つまりこの俺、風鳴翔だ。
そして、残る二人はどちらも少女、否、絶世の美少女だ。
一人は茶色の短髪でスタイル抜群、快活で可愛くてとにかく説明不要な程の愛しさに溢れる、笑顔の素敵な俺の最愛の恋人……立花響。
もう一人は、白いリボンがよく似合う黒髪に、胸は慎ましいもののスレンダーなモデル体型。その柔らかな微笑みに慈しみと、何処か妖しさを併せ持つ、俺のもう一人の恋人……“小日向未来”だ。
……ん?愛人ではないのか、と?
中国語だと「愛人」は恋人の意味だそうだ。何も間違ってはいまい。
「はぁ……はぁ……翔くぅん……?」
「ふふっ……ねぇ、翔くん……?」
「ん? 何だ?」
ベッドの下に寝間着を脱ぎ捨て、下着姿になった二人がこちらを見つめる。
愛しい彼女達の声に、俺もつい微笑みながら返事を返した。
「響ったら、もうこんなにしちゃってるみたいだよ?」
「どれどれ? ……ほう、よく湿っているな。いつからだ?」
「わたし達とキスしただけで、もうこんなにしちゃったみたい?」
「うぅ……み、未来だって、わたしの事言えないクセに〜……」
響の下着を触りながら、俺も触れるように促す未来。
響は湿ったショーツを俺に触られると、身体をピクッと跳ねさせながら、未来に抗議の視線を送る。
こうして、未来も交えて夜を過ごすようになって以来、響の下着のセンスが派手になった気がする。
その点、未来には感謝が尽きない。響によく似合う扇情的な下着を見繕ってくれるのは、俺達を思っての事だからな。
「ほ〜う?」
「やんっ? も〜……?」
「ふへへ、これでお互い様だね〜」
素早く手を伸ばし、未来の下着にも触れる。
確かに、未来のも同じくらい湿っていた。
まあ、かく言う俺の下半身も、既に昂りを抑えきれないらしく、先走りで裏側が湿り始めているのだが……未来はきっと気づいてるんだろうなぁ……。
え
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