ターン25 熱血指導、大熱血
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なこと問題ではない、俺の墓地に存在するアージェント・カオス・フォースの効果を発動!このカードが墓地に存在し、俺の場にランク5以上のモンスターエクシーズが現れた時!墓地のこのカードはデュエル中に1度だけ、手札に回収することができる!」
その言葉通り、アージェント・カオス・フォースのカードを見せつけてから手札に戻す。ここからが彼の真骨頂、熱血指導の開幕だった。持ち主の熱い心に応えるかのように背中から竹刀を引き抜いた巨人が、自分の周りを衛星のように浮遊する3つの光球のうち1つめがけて力強く振り下ろして破壊した。
「朝顔さんたちにやったように、燃え尽きる覚悟はできているか?ジャイアントレーナーの熱血効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、運のデッキからカードを1枚ドロー。そのカードがモンスターカードだった場合、相手に800ポイントのダメージを与える!熱血指導イチの太刀、青春!」
熱血指導王ジャイアントレーナー(3)→(2)
もはや叫ぶことすら忘れて頬を紅潮させたまま事の成り行きを見つめる少女と、目の前のテンションについていけず呆然としている大部分の観客。その中央でただひとり熱く燃え上がる夕顔が、力強くデッキの一番上からカードが引き抜いた。
「ドローカードは……未界域のサンダーバード、モンスターカードだ!喰らえ、800のダメージを!」
蛇ノ目 LP4000→3200
突如として蛇ノ目の足元の地面が割れ、炎がそこから吹き上がりその体を焼く。その様子を見て、臨戦態勢のまま戦況を見つめていた糸巻の目が獲物の姿を捉えた肉食獣めいて光った。たとえ表情ひとつ変えずとも、今のダメージが実体化していたことは間違いない。つまり巴から強奪された新型「BV」は、蛇ノ目のデュエルディスクに組み込まれている可能性がかなり高いわけだ。
「まだまだまだあ!ジャイアントレーナーは自身の熱血効果を、1ターンに3度まで使うことができる!次のオーバーレイ・ユニットを取り除いて熱血指導ニの太刀、闘魂!」
熱血指導王ジャイアントレーナー(2)→(1)
竹刀を背に収めた熱血指導王が次に取り出したのは、その巨体に見合ったすさまじい太さと長さを誇る鋼鉄製のヌンチャクだった。片方の端を手に持ち遠心力をつけてその場で縦横無尽に振り回す演舞を一通り行うと、鎖がこすれ合う金属音を微かに響かせながら次の光球を狙いすまして殴打する。
「ドローカードは……ジュラゲド、モンスターカード!喰らえ800のダメージを!」
蛇ノ目 LP3200→2400
「……」
「まだまだ折り返し、ジャイアントレーナーの熱血効果発動!熱血指導サンの太刀、愛!」
熱血指導王ジャイアントレーナー(1)→(0)
そして巨人が最後に選んだ得物は、鈍
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