第十話 イレギュラーの撃退
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怒りの表情を浮かべるヴァンにフォルスロイドは満足そうに笑う。
「ほう…いい目をするな…儂のライブメタルが疼きよるわ…!儂の名はモデルFのフォルスロイド、フィストレオ!そやつが言っていた破壊神の器とやらの力を見せてもらうとしよう!」
フィストレオは全身に炎を纏ってヴァンに突っ込んでいき、凄まじい拳のラッシュを繰り出してきた。
「ーーーっ!!?」
ヴァンはセイバーでラッシュを全て防ぎ切るものの、フィストレオの猛攻の凄まじさに目を見開く。
「ほう!?儂の拳を全て見切るとはなっ!」
「(こいつ、速い!!)」
全て防ぎ切ったヴァンにフィストレオは満足そうな笑みを浮かべて瓦礫を吹き飛ばす。
吹き飛ばされた瓦礫は炎を纏っているため、受けたらダメージは免れない。
背中からバスターショットを引き抜き、チャージを終えるのと同時にチャージバスターで瓦礫を粉砕して、フィストレオにセイバーで斬り掛かる。
「ふっ!はっ!たあっ!!」
セイバーでの連続攻撃を繰り出すが、フィストレオは全て見切って受け止めてみせた。
「中々やるではないか小僧。躊躇うことなく急所を狙うとは、かなりの修羅場を潜ったと見える」
「お前らイレギュラーのおかげでな!!」
突進してくるフィストレオにチャージセイバーで迎え撃つヴァン。
「ヴァン!」
「チッ…仕方がない。器は後回しだ…まずは目障りな小娘から始末してやるぜ!少しは俺を熱くさせてくれよぉっ!!」
腕のバーナーから火炎放射を放ってくるフリザードに対してエールは上へエアダッシュすることで回避してホバーで背後に回るとセイバーで攻撃する。
「ほう、やるじゃないか…人間の小娘にしてはな」
「何、その言い方?前の奴もそうだったけど人間を馬鹿にするつもり!?」
「ハッ!人間なんてのは俺達レプリロイドの力を借りねえと何も出来ないゴミ共なんだよ!お前の力もまたレプリロイドの力だろうが!なあ、石コロに成り果てた賢将様ぁ!?」
「………」
「知り合いなのモデルH?」
「データでは知っている。正確に奴との接点があるのは俺のオリジナルだ…数百年前の偽りの理想郷で審官をしていたレプリロイドなのだが、モデルZのオリジナルと戦って死んだはず…」
モデルHはエールの疑問に答えながらも、目の前の過去に死んだはずのレプリロイドがいることに疑問を抱いていた。
「俺は死なねえよ!あの方の力がある限り何度でも蘇ってやるぜ!」
「なるほど、貴様…モデルVの欠片でボディが再構築されたのだな?ということは、あの男が関わった者が他にも復活していると見て良いな……死してなお、あの男の呪縛から逃れられないとは哀れだな」
「哀れなのはどっちだ!そんな姿に
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