語られない幕間‐2
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「はぁ!!」
『グギャァ!?』
「ふっ、はっ!!・・・・・・でやあああ!!」
『???ッッ!?』
『ギギギィッ!』
ウォズが変身した姿ーー『仮面ライダーウォ ズ ギンガファイナリー』は、自身に対し迫り来るアラネクアワーム、コブラロイミュード、パラドキサアンッドを露払いの如く腕を軽く振る。手から擬似惑星弾エナジープラネットが放たれ、3体の怪人は激しく火花を散らし、壁を突き破り広げた瓦礫の山まで吹き飛ばされる。
悠々と彼等へと歩みを進めるウォズGF。体勢を立て直したパラドキサアンデッドが、腕に生えた鎌の刃を振るう。 厚い鉄板をも切り刻むその斬撃は、彼の手を生み出される重力によって届くことは無い。
『??ッッ!?』
「はァっ!!」
パラドキサアンデッドの腹部に拳がめり込み、仰け反る。 息も継がせずに襲いかかるコブラロイミュードとアラネクアワーム。
「はぁ!!・・・・・・ふんっ!!」
『??ッッ!』
『きしゃぁっ?!』
だが、その攻撃はウォズGFには届かず、アラネクアワームの攻撃を捌くと脊髄部分に裏拳を打ち込み、コブラロイミュードには胴体に鋭い蹴りを放つ。風船のように宙を舞い、ボールのようにコブラロイミュードが地面に激しく転んで行く。
『??ッッ!!』
『シャァッ!!』
「うぐっ!」
コブラロイミュードは立ち上がると手を広げ、『重加速』を展開する。 直後、当たり一辺が、ウォズGFやパラドキサアンデッド、アラネクアワームをも巻き込み、どんよりの感覚に襲われる。
「(重加速か・・・・・・だが)」
それも、ウォズにとっては想定の範囲内。彼がゆるりとした速度で指を軽く弾く。 すると、重加速現象が打ち消され、身体の自由が効くようになる。 コブラロイミュードには想定外の事だったようで、眼の前の敵に畏怖するかのように後退りする。
「お逝きなさい」
《Finally BEYOND The TIME!》
ビヨンドライバーのハンドル部分を再び展開し、待機音が流れる中、ウォズGFはそれを前へと向ける。
《超 GINGA EXPLOSION!!!》
本能的な危険を感じ、それをさせまいと突っ込んでくるコブラロイミュードとパラドキサアンデッド。 アラネクアワームはクロックアップを展開する。 だが、時すでに遅し。
ウォズGFの頭上に広大な星星の雲が立ち込め、ソコから隕石や惑星を模した物体が流星群のように降り注ぐ。 コブラロイミュードとパラドキサアンデッドは為す術もなく塵芥と化し、クロックアップにより数弾は回避したアラネクアワームも全てを捌ききれず直撃し、爆散した。
「ギンガファイナリーは、宇宙の力を持った仮面ライダーの力」
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