第十二幕その十二
[8]前話
「そうしてね」
「貴女のお家に戻るわね」
「そうするわ、そうしてね」
そのうえでというのだ。
「またね」
「こちらに来てくれるのね」
「そうさせてもらうわ」
こうトロットに答えました。
「いつも通りね」
「ではね」
「そうさせてもらうわ」
「僕はまた起きた時に他の場所にいたら」
ボタンは自分のその体質からお話します。
「そこからね」
「他のところに行っているから」
「その時まで宮殿にいていいかな」
「貴女はそれでいいわ」
トロットはボタンににこりと笑って答えました。
「そうした子だから」
「だからだね」
「ええ、じゃあ暫くここにいてね」
「そうさせてもらうね」
「僕達は」
カルロスは五人を代表して言いました。
「このパーティーの後はね」
「あの渦を通ってね」
「そうしてだね」
「私達の世界に戻りましょう」
「そうしましょう」
「そうしてくれるね、だったらね」
それならとです、ハンクがカルロスに笑顔で応えました。
「またすぐに来てくれるね」
「オズの国に行きたくなったらね」
「そうだね、じゃあその時にね」
「まただね」
「一緒に遊んだり冒険してね」
そうしてとです、ハンクはカルロスに笑顔で答えました。
「そのうえでね」
「楽しい思いをだね」
「しようね」
「うん、じゃあね」
「その時にまた会おうね」
ハンクはカルロス達に笑顔で言いました、そうして今はほんの一時のお別れの前のパーティーを楽しみました。そのパーティーもとても楽しいものでした。
オズのハンク 完
2019・7・11
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