第十二幕その十
[8]前話 [2]次話
「ちゃんとね」
「そうした知識をですね」
「学んでね」
「備えておられるんですね」
「オズの王立退学の図書館にもあるしね」
「書物に収められているんですね」
「そうだよ」
実際にというのです。
「そうなっているからね」
「だからですね」
「オズの国で魔法を使える人は限られているけれどね」
オズマとこの魔法使い、そしてグリンダの三人だけです。
「それでもだよ」
「知識はですね」
「オズの国にはあってね」
「学べるんですね」
「そうだよ、古代エジプト語も」
言語もというのです。
「残っているからね」
「何かそういうものも」
「ちゃんとあるから」
だからだというのです。
「学ぶといいよ、興味があるものはね」
「何でもですね」
「何時でも学んでいいことがね」
「オズの国なんですね」
「おかしな知識はね、自然とね」
そうしたものはといいますと。
「オズの国に入る時にね」
「外されるんですか」
「濾過されるからね」
そうされるというのです。
「自然とね」
「オズの国に入る時に」
「そうなるからね」
だからだというのです。
「安心してね」
「それでは」
「さて、皆宮殿まで帰ったけれど」
それでもと言うハンクでした。
「これからどうしようかな」
「それぞれの場所に帰る人もいるけれど」
それでもとです、トロットはハンクに応えました。
「まずは皆が宮殿に帰られたお祝いにね」
「それでなんだ」
「パーティーを開かない?」
「そこで飲んで食べてだね」
「歌やダンスも楽しんで」
そうしてというのです。
「お祝いをしましょう」
「そうだね、こうした時はね」
「いつもよね」
「パーティーを開くね」
ハンクもそうしたパーティーはよく経験しています、オズの国もパーティーはいつものことなのです。
だからとです、ハンクも頷きました。
「それじゃあ」
「これからね」
「まずはパーティーだね」
「それを開きましょう」
「いいことね」
パーティーと聞いてです、オズマはにこりと笑って答えました。
「そうしましょう」
「そうね、こうした時はね」
まさにとです、ドロシーも応えました。
「パーティーよね」
「トロットもわかっているわね」
「だっていつもでしょ」
トロットはドロシーににこりと笑って言葉を返しました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ