第10話 イタリカ戦 後半戦
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ーターができ、その中央に黒いマントをたなびかせる白い仮面の騎士がいた。
仮面ライダーエターナルである。
そしてエターナルはドライバーからエターナルメモリを抜き取り、自身のコンバットナイフ型の専用武器…エターナルエッジのスロットに挿入した。
『エターナル・マキシマムドライブ!』
エターナルエッジを包み込むようにして青い炎が発生する。
「踊れ、死神のパーティータイムだ!」
そう言うと大道克己……仮面ライダーエターナルはエターナルエッジを空中で振るい、青い炎の斬撃をオークの集団の方に向けて飛ばす。オークの集団に直撃した青い炎は弾着と共に爆発した。
オークは殲滅され、盗賊の方も数人程度の捕虜を残して全滅した。
この戦いをイタリカの城壁から眺めていたピニャとその仲間達、フォルマル伯爵家の顔ぶれは呆然としていた。
「ピニャ殿下……私達は悪夢でも見ているのでしょうか?」
「こんなの……もはや戦いではない……虐殺だ……」
その後、オ・ンドゥルゴ基地から来たヘリにNEVERのメンバーは強制的に乗せられ帰っていった。それをよそに千堂らは捕虜を1箇所に集めて拘束していく。
そんな千堂の元にイタリカの住民の1人が駆け寄ってきて尋ねる。
「あんたらいったい…どこの軍隊かね?」
「私達はショッカーです」
「しょっかー……」
その後、千堂ら率いるショッカー第1小隊はフォルマル伯爵家の面々と交渉した。主な内容は帝国領であるイタリカとの停戦、そしてイタリカの今後についてである。
謁見の間で千堂は1枚の書類を当主ミュイに渡した。その書類にはショッカー側の停戦条件が書かれていた。伯爵家の面々は戦々恐々とショッカーの提示してきたイタリカとの停戦の条件内容を読む。
1.治安維持の為、ショッカー防衛軍はイタリカ及びフォルマル伯爵領内に進駐する
2.フォルマル伯爵家は存続するが当主のミュイは11歳である為、ショッカーが派遣する教師から15歳までの義務教育を受けること
3.イタリカではショッカーの法律が適用される
4.今回の捕虜の権利はショッカーにあるものと認めること
5.ショッカーの企業とコダ村避難民の運営するオ・ンドゥルゴ生活組合はフォルマル伯爵領内とイタリカ市内で行う交易において関税、売上、金銭の両替等に負荷される各種の租税一切を免除される
6.オ・ンドゥルゴとイタリカまでの往来の安全を保障すること
ミュイを始め、フォルマル伯爵家は驚く。彼らからすればショッカーの提示した条件は寛大過ぎたからだ。王族は追放、或いは処刑して民は軒並み奴隷化するのが当たり前のこ
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