第9話 イタリカ戦 前半戦
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ドーパントやゾディアーツが体当たりをすると体が凹んで全身骨折を起こした。
中には剣や弓で必死に抵抗する盗賊もいたがドーパントやゾディアーツに効果があるわけもなく反撃され無慈悲に死んでいった。1番悲惨だったのは千堂を相手にした者だった。彼は改造人間なのでドーパントやゾディアーツよりも強力でありそのパンチ力は最大20トン、キック力に至っては最大40トンである。
一応、千堂なりに人間態のままで"手加減"はしているのだがそれでも悲惨な死屍累々を築いてしまった。
しかし千堂はそれに罪悪感など一切感じていなかった。
むしろイタリカの市民を不穏分子から守ることができたという満足感でいっぱいだった。
「……とりあえずこれで先遣隊は壊滅。あとは後方にある本隊を潰すだけだな」
「そうですね……」
ビー、ビー、ビー
突然、オ・ンドゥルゴの基地から通信が入って加頭が慌てて応答する。
「はい、はい……!?…りょ、了解しました」
通信を終えた加頭が恐る恐る千堂に報告する。
「……間もなくオ・ンドゥルゴ基地から増援が到着するとのことです」
「そうか!間もなくか!そういえば精鋭部隊だそうじゃないか」
「はい……そうなのですが……その精鋭部隊というのは……」
説明しようとする加頭を他所にイタリカ上空を1基の武装ヘリコプターが飛来し、盗賊の本隊のある平野のど真ん中で静止する。
「おいおい…あのヘリコプター……精鋭部隊ってまさか…」
「そうです……"奴ら"です」
ヘリコプターは盗賊本隊の上空で静止する。そしてヘリコプターの扉が乱暴に開け放たれ、5人の男女が降下して、固い大地に着地する。
「だっ、誰でぃ!?てめぇらは!?」
リーダー格の男が口を開く。
「俺達はNEVER」
「ね、ねばぁー?」
リーダー格の男は親指を下げてニヤリと微笑んで言い放つ。
「さあ、地獄を楽しみな!」
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