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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
第2部
取り残された者達……。後編
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、4個小隊を編成しました!!」
「4個小隊か……よし、地図を出せ!」
そう言ってアレクソンに地図を出せた俺は、地図を手に状況を確認する。
兎にも角にも、脱出の脚を失った俺達はディエップに取り残されている。
そうなった以上、少なからず此処で籠城しつつ、救援を待つのがベストな方法になる。
そうなると……相手の攻撃をしのぎつつ、何とか生き残れる場所を探すのが最優先だ!
そう状況を再確認した俺は血眼になって、地図を見つめていく……そうするうちに1つの場所が目に留まる。
「フロンティア・ドック?なんだ此処は?アレクソン、何か知ってるか?」
「あぁ……ディエップでも2番目に大きい漁船の修理工場です。町からも、そう遠くありません。此処からも距離は約2キロ程度です」
そう質問に返すアレクソンの言葉を聞き、俺は決心した。此処から生きて帰る為の決断を。
「よし……ここを確保して、立て籠ろるぞ!アレクソンは1個小隊を指揮して、速やかにドックを確保!もう1個小隊は負傷兵の警護及び搬送、残る2個小隊は俺と共に陸戦ウィッチ隊の救援に向かう!!直ぐに実行しろ!!!」
俺の出した、この指示を聞きアレクソンは「了解!」と復唱しつつ、再編成した小隊達に俺の命令を伝えていく。
そして、それが終わるや否や、アレクソンはステン短機関銃を手にこう言い放つ。
「では、自分はドックの確保に向かいます!」
「頼むぞ」
「了解、中佐もご無事で。よし……いくぞ!!」
そう言って1個小隊を率いて、ドックを確保しに向かうアレクソンを見ながら、俺は水筒を手に取り、水を一口飲む。
「……ぷはぁ!」
喉の渇きが少しマシになったのを感じると、俺はアレクソンの集めた小隊に対し、こう告げる。
「アポリー中尉!お前は負傷したウィザードの治療と此処の防衛に当たれ!!アレクソン大尉がドックを制圧次第、直ぐに負傷者を移送し、合流しろ!!!合流次第、戦闘可能な隊員と共にドックの防衛及び周辺の封鎖に掛かれ!!!!」
「了解!」
「残りは俺と一緒に海岸戦にいる陸戦ウィッチ隊の救援に向かう……行くぞ!!」
「「「了解っ!!」」」
そう言って俺達は各々の任務を遂行するべく走り出すのだった……。
…
……
………
<?Side>
その頃、海岸線では私……”レタ准尉”の指揮の元、生き残った陸戦ウィッチ達が決死の戦いを繰り広げていた。
私達最大の武器であるストライカーユニットが使えないという最悪の状況の中、もはや気合と”生還への執念”だけで必死の戦いを繰り広げる私達だったけど、ストライカーユニットが使い物にならないと言う余りにも絶望的なコンディションを前にして、ネウロイは”赤子の手を捻る”が如きの猛攻を私達に掛けてくる。
そして、その猛攻を前にまた
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