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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
第2部
取り残された者達……。後編
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。
そりゃそうだ……
戦友
(
ジャック
)
が生きている可能性が出てきたんだ!否が応でも、心が弾むってもんだ!!
そんな久々に冷え切った胸の内がカーッと熱くなるのを感じつつ、握りしめた拳に更にギュッ!と力を入れていると、坂本少佐がこう告げるのだった。
「総員、朝飯を食ったら速やかに自室に戻って移動準備に入れ!午前9時にポーツマス海軍基地へと移動する!!」
「「「了解っ!!」」」
この坂本少佐の指示を受け、まるで弾き出されたパチンコのパチンコ玉の様に動き出す俺達。
その第1段階である腹ごしらえ……朝食の為、食堂に向かう中、シャーリーが俺の肩をポン!と叩きながら、こう告げる。
「良かったな、ウィーラー!」
「るせー!」
そう言って悪い笑顔を向けてくるシャーリーに対し、俺も自然と悪い笑顔を返すのだった……。
…
……
………
<?Side>
ディエップ上陸部隊救助作戦が発令され、ウィーラー達の所属する第501統合航空団を始めとする連合軍部隊の多くが動員される中、ブリタニアにある、とある演習場では、新設されたブリタニア陸軍の機甲陸戦ウィッチ師団……”第79機甲師団”、通称、”ホバーツ・ファニーズ”のウィッチ達が猛訓練に励んでいた。
「総員展開!突撃!!」
指揮官のウィッチの合図に合わせ、リベリオン製の水陸両用トラクターの”LVT”の後部ドアから、一斉に展開していくウィッチ達。
彼女の達の”脚”にして、”最高の相棒”となるストライカーユニットは、一見すると普通の陸戦用ストライカーユニットのチャーチルやM4シャーマンに見える。
だが、その彼女達の付ける多くには、普通のストライカーユニットにはない特殊アタッチメント装着用のパーツが取り付けられている。
その種類も多種多様で、火炎放射器を装備した物に始まり、軟弱地盤に敷き、移動しやすくする為の巻き上げ式の敷設路を装着した物もあれば、背中に折り畳み式の突撃橋を積んだ物、地雷処理用のマインフレイルを装着した物、ストライカーユニットを付けたままで、負傷したウィッチを移動可能な大型ウィンチ等を装備した物など、他の陸戦ウィッチ隊では見ない様な物ばかり。
またチャーチル型ストライカーユニットを使用しているウィッチ達の中には、障害物等の破壊に威力を発揮する290mmペタード臼砲を装備したウィッチの姿も多数。
同時にそれらのウィッチ達以外にも、先に”彼女達の脚”として活躍した水陸両用トラクターのLVTの他にも、同じく水陸両用車両の”DUKW”や、装甲を施し、戦闘下でも作業可能な様にリベリオン製のブルドーザーに装甲を施した”D9装甲ブルドーザー”と言った特殊車両が、所狭しと演習場を走り回っている。
これらの特徴的かつ、普通の陸戦ウィッチ隊では見られないような
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