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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
第2部
取り残された者達……。後編
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た頭でそう思いながら、俺はベッド横に置いてあったウィスキーを仕舞いつつ、そのウィスキーを飲むために使ったコマンド時代からのアーミーマグを手に取り、部屋の中にある洗面台へと向かう。
そこでマグを軽く濯ぎ洗いすると、そのままマグに水を注ぎ、続け様に口を濯ぎながら、歯磨き&歯磨き粉を手に取り、歯を磨いていく。
んでもって、数分程、ガシッガシッ!と歯を磨き、再び口を濯いだ後、俺は続け様にカミソリとシェービングフォーム、シェービングブラシを手に取り、シェービング(髭剃り)を始める。
まず手始めにカミソリに刃をセットすると、顔を軽く洗顔し、濡れたままの状態でシェービングブラシでシェービングフォームを泡立てる。
本来なら、此処で蒸しタオルなんか当てると肌に良いのだが、そんな最前線の軍事基地でどこぞの床屋みたいな物が出来るわけもなく、俺はシェービングブラシで泡立てた泡を顔面に塗っていく。
んでもって、準備OKと言う事で、カミソリで髭を剃ろうとしたときだった。
「ウィーラー、ちょっと入るぞ!」
と、ノックも無しにドアを開けて坂本少佐が入ってくる。

ぶっちゃけ内心、タイミング悪いなぁ〜……オイ!

と思いつつも、俺は顔面を泡まみれにしたまま、入ってきた少佐の方に顔を向けつつ、問いかける。
「はい、なんでしょうか?」
「ん?あぁ……髭剃りの途中だったのか、すまんな。髭を剃りながらで良いから、聞いてくれ」
「あぁ……はい」
と言う訳で、少佐のお言葉に甘えて髭剃りを剃りながら、俺が耳を傾けると少佐はこう言葉を続けた。
「ちょっと朝飯前に緊急のブリーフィングをやるから、7時までには作戦室へと来てくれ。7時までにはだぞ」
「はい、了解です!」
そう言って返事を返す俺に対して、少佐は「じゃあ後でな」と言いつつ、部屋を出ていく。

緊急ブリーフィングだって……?
そんな事をやるって以上は、何かしらあったんだろうけど……まさかディエップに関して、動きが?

何処ともなく胸の内で湧いてくるその様な考えを抑えつつ、俺は手早く髭を剃ると続けざまに身支度を整えつつ、部屋を出て、作戦室へと足早に向かうのだった……。





……

………



そうして、やってきた作戦室。
俺は空いた窓から外の方を向いて、タバコ(※軍支給の物)を加えて朝の一服をしていた……。
「……ふぅ」
そうやって煙を吐き出しつつ、喉を走る煙の喉越しやら、ニコチンのキック感を感じていると怪訝な様な表情を浮かべたバルクホルンがやってくる。
「タバコとは、感心しないな……」
「別にお前さんに薦めようって訳じゃないさ……、あくまで俺の嗜好よ……っていうか、俺もタバコの何処が良いのか分からんよ」
怪訝な表情を浮かべながら、喫煙を咎めてくるバルクホル
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