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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
第2部
取り残された者達……。後編
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ったりする。
んでもって、そんな俺とアレクソンは共に荒ぶる息をと殿ながら、こう言葉を続ける。
「これで合流地点の確保は完了ですね……」
「あぁ……だが、当の
姫様
(
陸戦ウィッチ
)
達が居ないぞ……」
「どうやら、まだ海岸線で足止めされているみたいです……。それに沖合の艦隊からの支援砲撃も無かったです……」
「あぁ……クソっ!」
アレクソンの言葉と海岸線方面から聞こえる砲声を聞き、俺は思わず悪態を吐き捨てながら、こう続ける。
「アレクソン、通信兵を呼べ!陸戦ウィッチ隊と艦隊に無線を入れて、状況を確認するぞ!!」
そう飛ばす俺の指示を受け、アレクソンは「了解」と呟きつつ、直ぐに通信兵を呼びだす。
こうして呼び出された通信兵から、無線機を受け取った俺は、まず最初に陸戦ウィッチ隊に連絡を入れる。
「ナイトから、チャリオットへ。繰り返す、ナイトから、チャリオットへ。誰でも良い、応答せよ!!」
そう荒々しく呼びかける俺の言葉に対し、暫しの沈黙の後、無線機からは凄まじい砲声と共に一人のウィッチの声が聞こえてくる。
『チャリオットから、ナイトへ!チャリオットから、ナイトへ!!こちらはレオ准尉です!!!指揮官、副指揮官が戦死した為、私が指揮を引き継ぎました。どうぞ!!!』
「了解した、准尉。単調直入に聞く、そちらの状況はどうなっている?」
そう俺の問いかけに対し、レオ准尉の悲鳴に等しい返事が無線機から聞こえてくる。
『もう最悪です!先に述べたように指揮官、副指揮官は共に戦死してますし、そもそも地形の関係上、ストライカーユニットがまともに機能しません!!!もう生き残っているウィッチ達は全てストライカーユニットを放棄して、徒歩で戦っています!!!!支援可能なら、直ぐに支援をお願いします!!!!!このままでは全滅します!!!!!!早くお願いします!!!!!!!』
「分かった、准尉。こちらも何とかして、そちらの支援に向かう!それまで持ちこたえてくれ!!」
『了解!お願いします!!』
「アレクソン!直ぐに戦えるコマンドを集めて、陸戦ウィッチ隊の支援に向かう戦力を編成しろ!!俺はこのまま、艦隊と連絡を取る!!!」
「了解!」
そう言ってアレクソンが部下達の再編成を急いで進める中、俺は続けざまに艦隊の方との連絡を取る。
「ナイトから、ロイヤルへ!ナイトから、ロイヤル!!艦砲射撃による支援はどうした!?陸戦ウィッチ隊との合流地点を確保したが、損害が激しい!陸戦ウィッチ隊に至っては、全滅寸前だ!!艦砲射撃による支援がないと一人残らず全滅だ!!!直ぐに砲撃支援を頼む!!!!」
『………』
俺が無線機越しに怒鳴りつける様に艦隊との無線連絡を入れるが、艦隊側からは何の返事も帰ってこない。
そんな艦隊に対し、俺は怒鳴りつける様に続けて連絡を
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