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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
第2部
取り残された者達……。後編
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<ジャックSide>
海岸線に展開した陸戦ウィッチ隊が、悲惨な状況になっている事を知らない俺……もとい、コマンド部隊の面々は必死の戦闘を繰り広げていた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
『GIIIIIIIIIII!!!』
「撃て!撃て!!撃ちまくれ!!!」
俺が声を張り上げて、ネウロイをクレイモアで切り倒す側では、部下達が一斉に己の銃を撃ちまくりネウロイを打ち倒していく。
その様子を見ながら、俺は手りゅう弾をポーチから取り出しつつ、部下達に次なる指示を飛ばす。
「ジョン、ピート、マイケル!あそこに俺の合図で一緒に手りゅう弾を投げ込むんだ!!」
「「「了解っ!!!」」」
俺の指示を聞き、3人の部下が手りゅう弾を取り出すのを見ながら、俺が手りゅう弾の安全ピンを外すと部下達も同様にピンを外していく。
その様子を見ながら、俺は一回息を吸うと、大声でこう言い放つ。
「行くぞ……1、2、3!!」
そう言って、手りゅう弾を投げる俺に続く様に3人の部下も手りゅう弾を投げ、投げ込まれた手りゅう弾は轟音と共に炸裂する。
『GYAAAAAA!!』
この手りゅう弾による攻撃で隠れていたネウロイが悲鳴の様な金属音を上げて出てきたの見て、俺はクレイモアを手に叫ぶ。
「お前ら、援護しろ!」
「中佐っ!!」
そう言って部下が言葉を言うよりも先に走り出した俺を目掛け、イぶりだされたネウロイがビームを次々と撃ってくる中、俺はそのビームを回避しつつ、一気にネウロイに接近していく。
同時に俺の部下達は一斉に俺を狙うネウロイに向け、リー・エンフィールドライフルやステン短機関銃、ブレンガン、トンプソンサブマシンガン等を撃ちまくる。
「うおおっ!!」
『!?』
それらの銃の銃声をバックに一気にネウロイに接近した俺は一気に地面を蹴り上げ、高くジャンプすると空中で一気にクレイモアを振り下ろす!
瞬間、ネウロイの体をクレイモアが一気に切り裂き、ネウロイは耳障りな金属音を上げつつ、砕け散っていく。
その様子を見ながら、俺が荒ぶる息を整えていると部下にして、副官の大尉……”アレクソン大尉”がステン短機関銃を手にやってくる。
「相変わらず無茶しますね、中佐は……。見ているこっちの方が心臓に悪いですよ」
「あー?それだったら、俺の副官止めても良いんだぞ?」
「結構です。中佐の副官を辞めたら、自分には行く宛が無いので……」
「あぁ、そうかい」
具現化した使い魔の耳をポリポリと掻きながら、そう呟くアレクソンに対し、俺も使い魔である鳩の羽と尻尾を掻きつつ、答える。

あ、此処だけの話、一般的にウィザードは使い魔の耳しか具現化しないんだが、俺は比較的、生まれつき魔力が強い為か、ウィザードにしては珍しく使い魔の耳だけではなく尻尾まで具現化する数少ない存在だ
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