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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga3-Bアインハルトの苦悩〜Slight advance〜
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エレミアの手記の影響でさらに強くなったことで生まれたものだ。これは俺が解決することじゃないと思う。チームナカジマのみんなで、アインハルトの悩みを解決してやってくれ。もちろん、俺に出来ることがあれば手を貸そう。じゃあまた後でな』
通信はそれで切れた。わたし達は顔を見合わせて、アインハルトさんをどうやって助けようか話し合い始めた。アインハルトさんが戻ってくるまで2分もない。そう、そんな短い時間だから、良い案はまったく出てこなかった。
「ただいま戻りました」
「あ、はい! おかえりなさい!」
「「おかえりなさい!」」
「アインハルトさん、おかえりなさい!」
さっきまで以上に陰りのある表情なアインハルトさんに、イクスが「おかえりなさい。あなたもどうですか?」クッキーの載ったお皿を差し出した。
「いえ、結構です。お水の方をいただけますか?」
「あ、はい!」
クーラーボックスに1番近かったわたしは1本のボトルを取り出して、「どうぞ」って手渡した。アインハルトさんは「ありがとうございます」とお水を受け取って一気飲み。半分くらいまで空けた後、「すいません。少しアスレチックで体を動かしてきます」と去ろうとしました。
「あの! 今は休憩時間なので、その・・・体を休ませた方が・・・」
「大丈夫です。少し考えたいことがあるだけですので」
ルシルさんとお話したことについて考えたいんだって判って、わたし達はそんなアインハルトさんを見送った。
「ヴィヴィオ、コロナ、リオ、フォルセティ、ファビアさん、今のうちに考えましょう」
「「「「うんっ!」」」」
「うん」
イクスの提案にわたし達は頷いて、アインハルトさんのためにわたし達が出来ることを考え合った。
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