暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga3-Bアインハルトの苦悩〜Slight advance〜
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ヴィが、はやてさんとシャマル先生はルールーが。そして、わたしとアインハルトさんでルシルさんを撃破する作戦を立てたんだけど、「アインハルトさん・・・?」から返事はなく。

「アインハルト? おーい、聞いてる〜?」

「え? あ、はい、なんでしょうか? ルーテシアさん」

ハッとしてわたし達に振り返ったアインハルトさんに、ルールーがさっき決めた作戦を伝えた。するとアインハルトさんは「そうですか。・・・判りました」と少し残念がってるような表情で頷きました。アインハルトさんは、やっぱり1対1で闘いんですよね・・・。

「ごめんなさい」

「? なぜ、ヴィヴィオさんが謝るのですか?」

「えっと、なんでもないです」

もし、わたしは邪魔ですよね?なんて聞いて、アインハルトさんが困ったらそれが事実だって言われてるような気がして、ちょっと踏み込めなかった。きっと、アインハルトさんはそんなこと考えもしてないと思うけど、やっぱり少しだけ怖かった。

「よし、決まり! それじゃあ私は、フィールドの再構築をしてくるよ。リヴィアも手伝って」

「オッケーイ!」

ルールーとリヴィが離れていくのを見送った後、ルシルさんが「アインハルト。いいか?」とわたし達のところにやって来て、アインハルトさんも「はい。皆さん、少し席を外します」とわたし達に一礼して、ルシルさんと一緒に誰からも離れた場所に移動した。

「アインハルトさんとルシルさん、どうしたんだろ?」

「アインハルトさん、ずっと上の空だったし」

「ルシルとお話があるそうですよ」

リオとコロナ、それにわたしの疑問に答えたのはイクスだった。次いでフォルセティが「お父さんが、アインハルトさんの悩みについて相談に乗りたいって言ってたんだ」って教えてくれた。

「アインハルトさんの記憶・・・」

「やっぱり無限書庫での、ヴィルフリッド・エレミアの手記に触れたからでしょうね。あの日からアインハルトは、それまで以上に表情に陰りを生み、少し私たちの壁を作ってますよね」

イクスの言葉にわたし達は俯いた。それはわたしだけじゃなくてコロナやリオ達も感じてたことだからだ。さっきもアインハルトさんの力になりたいって伝えたけど、やんわり拒絶されたっぽくて・・・。しょんぼりしてると、「あ、お父さんから念話だ」ってフォルセティがそう言って、Sound onlyって表示された小さなモニターを展開させた。

『――れじゃあ少し、整理しておこうか』

モニターからはルシルさんの声が聞こえてきて、『はい』とアインハルトさんの声も聞こえた。フォルセティを見ると、「アインハルトさんには内緒で、アインハルトさんの悩みを僕たちにも聞かせておきたいって。だから通信を繋げるって」って教えてくれた。でもル
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