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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga3-Bアインハルトの苦悩〜Slight advance〜
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結構いいところまで追い詰めたんだけど、アインス補佐官の容赦のない広域爆撃で一瞬で撃墜された。
アインハルトさんはルシルさんに負けて、リオはザフィーラに、コロナはゴーレムを爆撃で破壊された後にルシルさんとアイリに。フロントアタッカーとガードウィングとウィングガードっていう前中後衛がいなくなったら、あとはもう簡単。リヴィもルールーも青組の総攻撃を受けて撃墜された。
「強かったね〜。でも楽しかった〜!」
「私はこ、こわかった・・・」
「コロナはまだいいじゃない。私とリヴィアは、はやてさんにルシルさんにアイリにアインス補佐官にザフィーラの総攻撃を受けたんだから」
「チビるかと思った」
コロナ達がズーンと暗い影を落としちゃってる。そして赤組のもう1人、アインハルトさんはずっと黙ったままで、ノーヴェやはやてさん達とお話してるルシルさんを見てる。アインハルトさんがルシルさんとの交戦中に何かお話してたのは判ってたけど、どんな内容なのかは知らない。
「1時間のおやつ休憩とフィールドの再構築の後に再戦だからね。さて、みんな。青組攻略に役立つ情報とか得てない?」
ルールーがそう聞いてくるけど、私たちは誰ひとりとして口を開かなかった。魔力出力の制限なんてあんまり意味ないくらいに強かった。でも「2対1なら、なんとかなると思う」ってわたしは小さく挙手。
「ヴィヴィオはアイリさんといい勝負してたもんね」
「うん、まあ。ただ、問題は・・・」
集まってるはやてさん達に目を移して、タオルで汗を拭ってるアインス補佐官を見る。フィールド全体を精密狙撃できる射砲撃能力、格闘戦でも圧倒的。やっぱりチーム海鳴最強なんだ。
「次に問題ははやてさんね。アインス補佐官とシャマル先生が護衛してるから、はやてさんを倒すには2人を引き離さないと」
「やっぱり1対1はキツイかもだね」
「でもそうなると、青組の誰かをフリーにする必要あるのよね」
「ルシルさんは2対1に持ち込まないと勝てないだろうし、ザフィーラさんもたぶんそう」
「アイリとアインス補佐官はどうしようか?」
「あの2人は私が抑えるよ」
リヴィが力強い声でそう言ったから、わたし達は「無茶だよ!」って止める。この中で1番強いのはリヴィだけど、アイリだけならまだしもアインス補佐官と1対2で戦うなんて無茶だよ。でもルールーは「任せるよ?」って確認。
「うんっ! よっしゃ! この練習会にスキル使用不可なんてルールはないからね。私の転移スキルで、アイリとアインス補佐官を翻弄しつつはやてさんとシャマル先生のポイントを削って時間を稼ぐから、その間にルシルさんとザフィーラとアイリを削って」
そういうわけで、ザフィーラはコロナとリオが、アイリとアインス補佐官はリ
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