暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga3-Aアインハルトの苦悩〜Pain of a memory〜
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・・」私を放り投げました。真上に投げ飛ばされたことで足を付けられる建物が遠い。ゆえに地面に着地するまでの間は何も出来ない・・・。
(いえ! あの手がありました!)
騎士の方々がよく使う、シールドを宙に展開して足場とするという手段で、空中での体勢を整える。ルシルさんの方を見れば、両方の剣を再連結した“エヴェストルム”を待機形態に戻し終え、周囲に蒼く輝く魔力槍を6本と展開していました。
『アインハルト!』
『逃げてください!』
――コード・シャルギエル――
ルーテシアさんとヴィヴィオさんからの通信で、今まさに私に向かって飛来した氷の槍に気付いた。私は回避を最優先に魔法陣を蹴り、迫る氷槍を紙一重でしたが回避。しかし私に迫る危機はそれだけではありませんでした。
――
舞い降るは汝の煌閃
(
コード・マカティエル
)
――
ルシルさんより射出される魔力槍6本が、私を穿とうと迫ってきます。私の防御魔法で防げるようなものではないと即断し、地上に向かって建物の外壁を駆け出す。私が通り過ぎた場所に次々と魔力槍が突き刺さり、爆発していく。爆風に煽られながらも地上に着地した私は、こちらに向かって突進してくるルシルさんの迎撃に入る。
「先ほどの続きだけど。あとで聞こうにも、はぐらかされそうだったからね。試合中なら逃げられることはないから、話が出来ると思ったんだ。君の悩みはやはり、シャルの家でみんなに語った、クラウスの記憶に起因しているものだろ?」
「それは・・・!」
二の句を継げない。大事な試合の中で、今は忘れておきたい話で、私の悩みの核心を突いてきたから。それでも今はこの試合の集中したいため、かぶりを振って構えを取った。
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