暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga3-Aアインハルトの苦悩〜Pain of a memory〜
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てみて、2戦目から勝ちに行こうよ」
「お姉ちゃん。私もそれでいいと思う」
「コロナはどう? 負ける確率が10割近いけど、それでも真っ向からやってみたい?」
「うん。みたい」
「・・・判った。ノーヴェの言うように一遍しごかれてこよう。マッチアップの相手を1対1で抑え込んで。で、少しでも青組のライフを削ったら・・・」
ルーテシアさんがリヴィアさんを見たので、私たちも自然とリヴィアさんの方へと顔を向けました。私たち赤組で最も魔力と火力を有するのはリヴィアさんです。
「私の集束砲で、青組のライフをさらに削る。そうしたらこっちの生き残りで攻勢に打って出る」
1回目の試合で勝つのは無茶というのは、いくらなんでも私も理解できる。ただ、その経験を活かして次は勝ってみせる。
「変に搦め手を使わずに個々の実力勝負で勝敗を決しようってか。いいぜ、やってみな。あぁ、そうだ、ルシルさんは今回、広域攻撃は使わないって話だ。フロントアタッカーとしての役割を果たすそうだ」
広域攻撃はしないとのことですが、射砲撃は使ってくるようです。オーディンさんもそうでしたが、ルシルさんも1対多数戦を得意とする魔導騎士です。全力のルシルさんと闘えないのは少し残念ですが、今は本気で闘い合えることに感謝です。
「お待たせ。八神家一同――青組の準備は万端や。ヴィヴィオ達の体が冷めへんうちに始めようか」
八神家の皆さんもストレッチを終え、ルーテシアさんがバトルフィールドとなるシミュレーターを起動し、高さや大きさがまちまちな建造物群が出現しました。これは高低差を利用しての戦闘も視野に入れないといけない。
「おし。チームナカジマ一同、リストバンドを外せ」
コーチの指示に従って左手首にはめていたリストバンドを外す。コレは、月村技術官が私たちのために開発してくれた特別なもので、魔力に負荷をかけるというもの。負荷と開放を繰り返すことで、成長期である私たちの魔力量を通常よりさらに伸ばすことが出来ると言っていました。
(現に私の魔力量の伸びはかなりのものと思います)
「アインハルトさん。あの・・・」
リストバンドをコーチに預け、そしてデバイスを起動して防護服への変身を終えて、それぞれのポジション位置に付こうというところでヴィヴィオさんに声を掛けられました。私は何を言おうかと迷っているようなヴィヴィオさんに振り向いて、「頑張りましょう、ヴィヴィオさん」と伝えました。
「っ! は、はい! 頑張りましょう!」
そうして赤組と青組はフィールドの端と端に分かれ、ルーテシアさんが全体に聞こえるように『ママー! 試合開始の合図をおねがーい!』と通信を開きました。
『はーい♪』
私の側にもモニターが展開され、ルーテシアさんと
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