暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga3-Aアインハルトの苦悩〜Pain of a memory〜
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「あ、はい! 大丈夫です!」
「ん。ヴィヴィオ、コロナ、リオ、アインハルト、ルールー、リヴィ。楽しい練習会にしような♪」
はやてさんに私たちは「はい!」力強く頷き返しました。八神家の皆さんがストレッチを始めたのを確認したコーチは、「んじゃ、はやてさん達のストレッチが終わるまでにこっちのポジションを伝えるぞ」と、私たちの前にモニターを展開しました。私たち赤組と、八神家の皆さんの青組の参加メンバーと、ポジションが表示されました。
「「「「「「え・・・!?」」」」」」
青組の参加メンバーとポジションを見て、私たちは驚きました。そんな私たちに「午後からはメガーヌさんの手伝いがあるそうでな。午前の練習会にしてほしいってリクエスト貰ったんだ」とコーチが苦笑しました。
「まず、リオ、アインハルトはフロントアタッカー」
「はい!」「はい」
フロントアタッカーは最前線で防衛ラインを維持することが役目のポジション。相手はなんとルシルさん、それにザフィーラさん。あのルシルさんと闘える。そう考えるだけでモヤモヤが少し晴れた気がします。
「ヴィヴィオはガードウィング」
「はい!」
「コロナはウィングバック」
「はい!」
「ルーテシアはフルバック」
「ん!」
「リヴィアはセンターガード」
「うん!」
ヴィヴィオさんと対となる相手はアイリさんですね。コロナさんはウィングバック――中後衛で、対となる相手はいません。ルーテシアさんの対ははやてさんとシャマル先生。リヴィアさんの対はアインス補佐官となります。
「ルールは昨日話した通り、チームナカジマを赤組、八神家を青組としての、どちらかのチームが全滅するまでのフィールドマッチ。ライフポイントはDSAA公式試合用タグで管理する」
コーチから渡されたタグをトレーニングウェアに付けたところで、ルーテシアさんが「そんじゃ、青組攻略について話そうか♪」」と、私たちに集合をかけました。今日のコーチは私たちの試合を見る側で指示を出すことはしません。そのため、最後衛のフルバックであるルーテシアさんが指揮を執ってくれます。
「相手は騎士の中でも屈指の実力を誇る八神家。魔力出力に制限があるといっても、その戦闘技術はとんでもない。だから射砲撃でフロントアタッカーのルシルさんとザフィーラさんを追い込みたいんだけど・・・」
まさかの作戦内容に知らず拳をぎゅっと握り締めていると、「アインハルトは不服なわけね」とルーテシアさんが苦笑しました。私は「あ、いえ」と首を横に振ります。
「あたしは不服かも。こんな機会なんてそんなにないと思うし、真っ向から闘ってみたい!」
「わたしもリオと同じ考えだよ、ルールー。最初の1戦は相手チームの戦いを直に感じ
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